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ちあき
2024年3月19日 09:48
人には、一つや二つ、桜にまつわる忘れ得ぬ景色というものがあるのではないだろうか。思い起こせば桜という花は、時にはひっそりと、時には豪華に、人生の節目の折々に、映り込んでいたように思う。1年の区切りを春に定められた日本人にとって、桜は出会いと別れの象徴でもある。優しい陽の光の中で一面を桜色に染めて咲く花の景色を見ていると、この淡く柔らかな季節が区切りの季節で良かったなと思う。私にとっ
2024年3月9日 09:46
朝起きて、カーテンを開けながら突然気がつきました。おひさまが春になっている。外はまだ寒く夜は震えるほどだけれど、ベランダから差し込む日差しは柔らかく冬のそれとは違ってきています。そろそろ、私が住む京都の街が桜色に染まる季節がやってきます。桜色に染まると書いて、ありきたりな表現だなと自分でも苦笑するけれど、見た人にしかわからない、それしか言いようがない短い季節。観光地であるゆえに