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谷崎潤一郎 人魚の嘆き
この間ブックオフで110円で購入した谷崎潤一郎を読みました。
私は青空文庫ばかり読んでた時期がありまして、(今も読むんですけど)
「人魚の嘆き」と「魔術師」は青空文庫にはなかったなあ、読んだことないかも、と思いつい買ってしまったのです。
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放蕩の限りを尽くして無気力になっている支那の貴公子が、オランダ人の人買いから買った人魚に恋をして逃げられるだけの話です。
こうして書くと、ただの滑稽無垢で意外性に乏しいおとぎ話ですよね。でも、ストーリーは関係ございません。谷崎先生の描写の美しさは、おとぎ話ですら芸術に変えてしまうのです!
今、三島由紀夫の「仮面の告白」を読んでいいるのですが、箸休めにちょうど良かったです。三島由紀夫の文章も、男性が男性に魅了される描写が激しく活き活きとしていて、すんげぇ〜…とため息の連続です。続きが楽しみです。
読んでいただきありがとうございました!