GTDの整理術を実践したら人生をサボらず日々ちゃんと生きられるようになった話
毎日自分の人生に意味があることに打ち込みたくないですか?
今日もやり切った。
今日も目指す自分に1ミリ近づけた。
そんな気持ちで眠りにつきたくないですか。
それは可能です。もしあなたがモヤモヤ病を抱えていなければ。
モヤモヤ病の人はよくこんな風に思います。
このような悩みを抱えるビジネスパーソンは多いと思います。私もかつてその一人でした。
しかし今年は頭のモヤモヤがなくなり、自分の事業を立てる目標に沿った活動に時間を割けるようになりました。
シンプルに行動量が増えて自己効果感が上がりました。
モヤモヤ病はこんなふうに発症します。
そもそもやることを抱えすぎている
限界量を超えているので、把握できていない
把握できていないので、やること諦めることの取捨選択ができない
そもそも納得して選んだ選択肢でないものを惰性で回している
その結果、自己効果感が低い
まるでクローゼットに大量の服がぶら下がっているのに、いつも冴えない同じ服ばかりを着ている人が、毎朝着る服がないとため息をついているみたいですね?
GTDの整理術を実践すれば、このモヤモヤ状態から脱する事が可能です。
本noteでは、私が実際に試してよかったライフハックをなるべく分かりやすく紹介していきます。今回はGTDという思考&タスク整理方法を紹介します。
GTD実践方法
まずGTDについて説明します。GTD(Getting Things Done)は、デビッド・アレンが提唱したタスク管理の手法です。GTDの手法では「気になること」をすべてツールに書き出すため、覚えておくストレスから解放されます。
私はまずこの本を読みました。そして自分流にアレンジして取り入れた結果、水のような澄んだ心でタスクを処理できるようになりました。
以下、私が基本を抑えつつ自分なりにアレンジして実践した方法です。
1)インボックに「気になること」を全部書き出す
頭に浮かんだ気になることを、とにかく全て書きなぐります。電球を交換するといった些細なタスク、来週までに提出しないといけない書類、将来やってみたいスポーツなど、異なる粒度のものを一旦全部書き出します。
私はこの作業で書き出し切るまで6時間もかかってしまいました。が、書き出し切った後は信じられないほどの爽快感を感じました。それほど考えだけが頭に詰まっていて、凝り固まった状態だったのです。凝り固まっているから行動できない、それでさらにストレスを感じる。そんな悪循環でした。
2)「気になること」にタグをつける
次に「気になること」をいくつかのグループに分類してタグをつけます。これら全てTrilloというツール上で行いますが、今回説明は割愛します。タグの種類は色々です。たとえば複業している場合、紐づく組織名やプロジェクト名をタグにします。仕事以外にも「PTA活動」「健康管理」「財政管理」など自由にタグをつけます。タグの粒度を揃えなくても大丈夫。 直感に従って分類します。
このようにタグを使って分類をすると、今の自分が大切にしている領域がわかります。例えば「PTA活動」のタグが多ければ子供の教育に意識が立っていることがわかります。そのタグがついた「気になること」が、子供の教育という文脈でどんな意味を成すのかもわかってくるのです。
こうして「気になること」を分類してタグづけしていくうちに、時間の使い方が上手になっていきます。なぜなら自分にとって何が大切で、それらにどれだけ自分の時間を使うのか、視覚的に理解し判断できるようになるからです。
3)心に従い、人生軸で優先順位を決める
ここでスティーブン・R・コヴィーが提唱している4象限マトリクスを使います。 2)で分類したタスクを下記のフォルダに入れていきます。このフォルダもTrello上で作成します。
第1象限:緊急かつ重要なタスク
第2象限:緊急ではないが重要なタスク
第3象限:緊急だが重要ではないタスク
第4象限:緊急でも重要でもないタスク
ここでは「人生軸」での優先順位をつけることがポイントです。自分の仕事について管理できても、人生軸の観点で管理できている人は多くないのです。
私の場合は、2)のタグづけと3)のフォルダ分類を徹底したことで、自分のやりたいことを優先するようになりました。そして行動も変わりました。
以前の私は、会社員としての仕事範囲で、自律的に動くことが得意でした。 一方でそれ以外のプライベートはなぜかうやむやにし、後ろ倒しにしてきました。そんな自分に後ろめたさを感じながらも、そもそも思考がとっ散らかっていたので、根本的な解決に至ることなく年月を重ねてしまいました。
誰かに管理されているわけではないけれど、中長期的に大切な自分プロジェクトを意識し、管理できるようになると人生が充実します。私はGDTを通じて人に流されて生きるのではなく、自分の人生を変えるために行動することができるようになりました。
3)今日やることを決める
最後に、上記の4象限からさらに進んで、とりあえず今日やることを決めます。
今日の午前中やる (緊急ではないが重要なタスクを1つ)
今日の午後やる(緊急かつ重要なタスクを1つ)
緊急ではないが重要なタスクを必ず午前中に1つはこなすことにしました。そのほとんどは、つまり自分の人生軸上で重要なことです。私の場合、緊急かつ重要なタスクはその日のうちにこなせばよい案件だけなので午後に入れて完了させました。
ここまでGTDを実践すると、次第に緊急ではないが重要なタスクだけが積み上がっていきます。なぜならそれ以外のタスクは、他の人にお願いしたり、いつかやる・多分やるのフォルダに分類して一旦片付けることができるようになるからです。
それでもなお私はこの作業で苦戦しています。作業の見積りが甘いせいで、今日やると決めたことをその日中に完結できないのです。また積み上がってしまった「緊急ではないが重要なタスク」の中で、どれを諦めるのか決断がつきません。手放すのが怖いのです。デビッド・アレンが著書の中でも語っていますが、GTDをマスターするのは日々の試行錯誤と年月が必要なのです。
手放すのが怖いという感情は厄介で、これだけでnoteの記事が書けそうです。が、とにかく人生軸で大切なことを毎日実行できるようになりました! この記事が同じ悩みを抱えている人のヒントになると嬉しいです。