塩野七生の読み始め ボードゥアン4世から
塩野七生は膨大だ。
イタリアを中心にした膨大な著作で知られる作家だが、もはやとっつき難くすらある。そう思って手をまったく出していなかった。ようするにちょっと敬遠していた。読めば面白いのはわかっているけれど、それでも何となく手が出ない長編作のような気分で。
それが突然読んでみようと思ったきっかけは、映画キングダムオブヘブンを見たから。
みんな大好きリドリー・スコットの傑作映画。十字軍とサラディーンの戦いを描く大スペクタクル映画だが、これもまだ見ていなかった。これもきっかけがあっ