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Home Alone

妻と別居をするようになってから早一ヶ月。
こういった日々が、これから続くのかと思うと長い暗闇が待ち構えているのかと思うと恐怖でしかない。彼女の存在はそれだけ大きかったからだ。

先日、妻へ手紙を書いた。
もし、夫婦として面と向かって話す機会が残り僅かなら、心の根っこの部分を曝け出す必要があると思ったからだ。

仕事が終わった後、妻のいる千葉まで車を走らせた。書いた手紙を家で何度も練習した時に、嗚咽を上げながら何度も涙したこともあり、道中とても緊張したのを覚えている。

ファミレスの駐車場で合流後、車の中で話すことに。何度も横に座った妻なのに、これが最後かもしれないと気付いた瞬間にキュッと心が締め付けられたのは一生忘れないかもしれない。

肝心の手紙は、泣きじゃくりながらも最後まで読むことが出来た。妻も終始ないていた気がする。人に、女性に自分を曝け出したのが初めてで、恥ずかしいような、弱さを見せてるような。
今思い返しても不思議な体験だった。

全てにおいてタイミングがあることは分かってる。
これまでに沢山のポイントを僕が見逃してきたのも間違いない。

それでも、そうだとしても、彼女の心に届いてくれたらと切実に願っている。

僕自身が感じている孤独と悔しさを、先に感じていたのは何を隠そう妻だったから。

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