所得の壁はいくつあるの？

今回は今話題の所得の壁を抑えていこうと思います。
税金・社会保険など、所得の壁は大きく分けて5種類です。
年収103万・106万・130万・150万・201万です。
所得の壁についてまとめた記事になります。最後までお付き合いお願いします。
○年収103万の壁○
→配偶者控除・扶養控除の対象の上限となる金額
【ポイント】
①扶養する人の所得控除が適用されなくなるためその分税金が増えます。
②年収103万円を超えると、本人の所得税が発生します。
○年収106万の壁○
→社会保険の加入対象となり社会保険料が発生する可能性がある
【ポイント】
①週の所定労働時間が20時間以上
②月額賃金が8万8,000円以上
③2ヶ月を超える雇用の見込みがある
④学生ではない
※②の要件の限度額が、年収106万円になるため。
○年収130万の壁○
→社会保険の扶養から外れ、自身で社会保険料（健康保険、厚生年金）を負担が生じる
【ポイント】
社会保険の扶養とは、年収130万円未満の家族が対象で、社会保険料の負担なく家族の社会保険に加入できる仕組みです。
○年収150万の壁○
→配偶者が満額の配偶者特別控除（38万円分）を受けられる上限額
【ポイント】
配偶者特別控除は段階的に金額が少なくなるよう設定されており、年収150万円までは、その配偶者が受けられる所得控除が38万円に設定されています。
○年収201万の壁○
→配偶者特別控除がゼロとなるのが年収201万円以上
【ポイント】
段階的に減少する配偶者特別控除がゼロとなるのが年収201万円以上です。

今回は所得税及び社会保険に関する現在の壁をまとめてみました。
今後の所得の動向に注目です。

ママFP 藤川あすか