アメリ 周りの人々(3) お相手の青年 ニノ カンカンポワ
映画「アメリ」が好きです。なんか気になってDVDを繰り返し観てしまう映画。主演のオードレィ トトゥがもちろんいいんだけど、何度か観ていると、これってアメリだけじゃなくて、周りの人についてのオムニバス映画だよなぁと思います。
アメリのお相手ニノ カンカンポワは色んな場面で登場しますが、登場する背景を見ると、あ、あそこだ ってところがあちこちに。
ABBESSES アベス駅のホーム
ニノとアメリはABBESSES アベスの駅ではじめて出会います。
はじめて出会ったとき、ニノは趣味の証明写真機周辺に捨てられている写真ほじりに夢中で、ふたりはお互いを認識するけど、なんだろう?って感じ。
ニノ役の青年は映画やドラマで色々活躍しているそうで、ふとした表情とか色々幅の広い俳優さんなのかなと思います。
パリ東駅と北駅
パリ東駅の正面と駅構内
映画の重要な場面で繰り返し登場するパリ東駅の構内。なんともいえない東駅だあ、の雰囲気が映画で効果的に使われてますが、映画で出てくる駅正面のカットはナゼかパリ北駅。実は東駅の正面や横の入口も長~い工事が終わっていい感じ。
赤い靴の男を追いかけるニノと、ニノを追いかけるアメリのシーンで出てくる印象的な階段は駅の西側にあります。駅出て見えた瞬間に、あっ、アメリの階段だ!とわかるはず。
階段を登りきると、パリ北駅に続く道。
ここでアメリはニノに置いてけぼりくって、アルバムを拾うんですね。
ここから三拍子の印象的なテーマ音楽がはじまる。
私は以前メトロがストで止まってしまって、ここを通ってSNCFの駅までスーツケースをゴロゴロ押して歩いたことがある。
映画で東駅 っていって出てくる駅正面は実は下のパリ北駅。まぁ正面は北駅のほうが立派かな。そのシーンではNORDがしっかり EST になってました。
Cafe des 2 Moulins
アメリがわざとやぶって捨てた変装写真をニノが見事復元して、そこに書いてある約束時間にこのカフェに来たのに、アメリはうれしいのに、それは私じゃないと冷たくいって、ニノが店をあとにするシーン。
だって、アベスの駅でも会ってるし、おばけ屋敷で耳元まで近寄ってるし、そしての変装写真なんだからどう考えても君でしょ! ってもんだけど、お互い近寄れずにニノは店をあとにして、アメリは液状化しちゃいます。
それ、おかしいやろ! とも思うけど、そんななかなか縮まらない二人の関係が映画アメリらしいところ。 そんな舞台になったお席です。
昼間は観光客でごった返してますが、夜は比較的スムーズに入店して食事できます。
パリ北駅の北
映画でニノがバイク(モペット?)で疾走する場面が出てきます。色々なとこをバックにして疾走する姿をつなぎ合わせてるシーンですが、見てたらパリの特徴的な景色に覚えがありました。
たとえば、
ライオンの像
高架駅の構内
ニノやアメリがチラシ貼ったり、はがしたりする場面はメトロの高架下なんだけど、M2かM6かよく判りません。たぶんM2のバルベスロシュショワー駅かな?と思う。このあたり地下鉄M2が高架上をしばらくを走ります。
ふたりが育った街
片方は兄を片方は妹を、といった字幕がでてくるパリ遠景の場面で、アンギャン・レ・バンとバティニョル公園って出てきます。
アンギャン・レ・バンはアメリの家でバティニョル公園はニノなのかな?
バティニョル公園はポルト クリシーあたりで、実はこのあたり2泊したことがあります。朝にはクロワッサン食べて、カプチーノをグピッ!
モンマルトルとサクレクール寺院
ここは映画のハイライトのひとつですね。
サクレクール寺院南側の斜面がニノが登ったり降りたりしたところ。
カルーセル 回転木馬あたりの造作が違うけど、全体に映画の雰囲気をどっぷりあじわえます。
コリニョンさんの店とバニラビーンズ
さいごはめでたしめでたしになるんだけど、ふたりともモジモジしてなかなかスムーズに進展しないとこが映画では味ある設定なのでしょう。
終盤のアメリの想像でアメリの部屋からコリニョンさんの店にニノがお使いにきて、バニラビーンズをください って場面があります。
店員のリュシアンがアメリのつくるお菓子はうまいよね ってかえしたりするんだけど、 ん? パリではバニラビーンズって八百屋で売ってるの??
と要らぬところで気に留まりました。
今度行ったら探してみよう!
主役じゃない人とか、ちょっとしたやりとりまで気になる映画 アメリです。