思っていたより、ブッダはスマートだ! ー人間を苦しめる‟判断”から脱する方法-
おはようございます!
月曜日が月末という疲労感が抜けないまま、月初めを迎える火曜日も頑張っていこうと切り替えている今日この頃です。
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#気持ち新たに
さて、今日も読書メモの回です。
前回は、原始仏教の基礎的な考え方を学びました。
心の状態をみることが、最初のスタートであり、無駄な「反応しない心」をもつための根幹でした。
言葉で確認をし、感覚を意識し、分類をする。特に、人間No.1煩悩である妄想は、感覚との差を意識し、心の外の感覚に意識を向けることでより明確に認識を図るのでした。
さて、今回は、人間を苦しめる「判断」について、原始仏教の教えを学んでいきましょう。
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良し悪しの判断は、なぜ起こるのか?
決めつけ、思い込みなど、判断をし過ぎる心が人生を支配しています。
判断をすること自体が「気持ちよい」という安心感につながることや、判断することで「認められた気分」になる承認欲を満たすことに繋がるためです。
快楽でもあることから、人間は「判断」に執着をし、結果として苦しみを自らもたらします。‟心”とはさらさらと流れ続ける小川のようなものであることから、苦しみ続けることは何かが間違っているのです。
ブッダは手放すことを説いています。
なぜならば、現実は人が考えるよりも無常、変わりゆくものであるからです。そう考えると、判断は勘違いであり、妄想(顛倒:「ない」ものを「ある」と思うこと)であるのです。
現実に、ただ目を向けるのです。
苦しみを生む原因を手放す方法を、「道」とよび、判断のない、自由な心になることを目指します。
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心の病気、‟慢”とは何か??
一時の自分を肯定できる気がするもの、自分の価値にこだわる心を「慢」と呼びます。「自分の考えていることが正しい」とした時点で、「間違っている」のです。
ブッダの判断基準は、真実であり、有益であること。
逆説的になりますが、正しいと判断をしないことなのです。
慢から逃れるためには、3つの方法があります。
① 「あっ、判断した」という気づきの言葉
品定め、人物評など、”必要のない判断である”と言葉を入れること
② 「自分は自分」と考える
判断は心のクセです。自由に独立して決めることが出来るのです。
③ いっそのこと「素直になる」
“方向性を観る”事を指し、正しいと判断した自分でいるのか、素直な自分でいるのかを選択します。懺悔とも呼びます。
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自己否定を止める
自己否定は、承認欲が満たされない「怒り」を生み出します。
怒りは不快であることから、攻撃や逃避を生み出します。「何とかしなければ」とより促進されることにより、怒りが増長する悪循環に陥るのです。
「怒り」は創り出さないこと。
どんな状況であっても、「判断しない(否定しない)」ことです。
否定的な判断をやめるエクササイズがあります。
① 一歩一歩と外を歩く
肉体がキャッチする感覚に意識を向けるのです。「今、この瞬間世界はどうなっているのか?」を意識するのです。
② 広い世界を見渡す
「執着」している一点の判断から、離れることです。
③ 「わたしはわたしを肯定する」
ポジティブシンキングではありません。現実と違う声掛けは、嘘であり、妄想です。判断を止めるだけのシンプルな声掛けをします。
自分を追い込むや鞭を打つなども、言われることは有効なのか。
ブッダの教えは違う方法を提示しています。方向性を定め、今に集中し、妄想するのではなく、行動をする。
鞭を打つなど、否定から生じるエネルギーは必ず枯渇します。
否定を手放すことで、「今何をすべきか?」「何ができるか?」とこの瞬間に集中するのです。
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本物の「自信」とは何か?
自信とは、完全に不条理な妄想であるとブッダは説きます。
予め判断のしようがなく、一度の成功が、次の成功につながることはないのです。
自信とは、「自分はできる」という、もしくはそう思われたい慢であり、「不安を打ち消したい」欲求です。自信家は「もっとできる自分」という、自信がない人は「今とは違う出来る自分」という自分に都合の良い妄想に妄想を重ねているだけなのです。
唯一、「自信」とよべるものがあります。
それは、「こう動けば、成果が出る」という見通しであり、時間の蓄積です。とりあえず、ただやってみるのです。
わからなければ聴き、感謝をする。
迷惑をかければ、謝罪をする。
「まだまだ」や「できない」というのも所詮妄想にしかすぎないのです。
時間を得た積み重ねこそが、唯一、自信と呼べるのです。
確かに。
自信というのは納得がいくかもしれません。
ただひたすらに、今できることを、できるだけ、やっていくこと以外、何も考えたことがないので、見通しはつくけれども、これを何と呼ぶかは悩みどころでした。
ブッダの教えは面白い。
今日も学んだー!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!
アクティホーム
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