インナーマッスル💪
今回は、「インナーマッスル」と「脱力」と「構造通り・ありのままの動き」について述べてみます。
皆さんは、「インナーマッスル」について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
一般的な定義では、
「身体の深いところに位置する筋肉」日本語訳で「深層筋」です。
アスリートなどでは、ウエイトトレーニングとは別で、ゴムチューブ等を使って補助的にトレーニングしたり、メンテナンスまたは、コンディショニングとして行うことが多い印象を受けます。
それでは、インナーマッスルの構造について一度、認識してみましょう。
今回は、肩の筋肉と背骨の筋肉を例にとってお話しします。
まずは、肩から。
肩の代表的な筋肉といったら何でしょうか?「三角筋」ですね
ボディビルダーやフィジークといった、ボディメイクの方は馴染みがあり、鍛えていない方はいないと思います。
そんな三角筋の深層には「ローテーターカフ/腱板」があり、肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋で構成されています。
ここで注目して頂きたいのが、その構造についてです!
三角筋はローテーターカフを覆うように付着していて、ローテーターカフは三角筋の内側で肩甲上腕関節にへばり付くように付着しています。
キャベツに例えると、芯が肩甲上腕関節として考えると、内側の葉がローテーターカフで外側の葉が三角筋のように見えますね!
次に脊柱起立筋と固有背筋について見ていきたいと思います。
これらの背筋の構造は、大きく三層に分かれていて、1番外側にの層に「腸肋筋、最長筋、棘筋」、真ん中の層に「多裂筋、半棘筋」、1番内側の層に「棘間筋、横棘間筋、回旋筋」が付着しています。
それぞれの構造は、背骨の棘突起または横突起を結んでいて、1番外側の層の筋肉は飛び飛びに付着していて、1番内側の層の筋肉は隣り合う背骨に付着しています。アナトミートレインの表現を借りて説明すると、背骨が駅に例えて電車のように考えると1番外側の層の筋肉は「急行列車」、1番内側の層の筋肉は「各駅列車」のような構造になります。
背骨の筋肉も同様、アウターマッスルとインナーマッスルの関係は、キャベツの構造とよく似ていますね!
この2つの例を通して感じて欲しいのは、インナーマッスルは、関節を構成する隣り合う骨を非常に近い部分で繋いでいるという事です!このことから何が言えるかというと、その構造に従って、インナーマッスルが機能する事で、骨と関節が本来の構造に非常に近い状態、つまり、ありのままの動きが引き出せるという事です!
背骨で言うと、1番内側の層の筋肉が1つ1つ正しく収縮することで、それぞれの背骨同士または背骨と肋骨のなす関節が構造通り動き結果的に全体としても構造通りの動きに近い状態で身体が動くことになります。
もし仮にアウターマッスルの1番外側の層の背骨の筋肉が主体的に働いたら複数の背骨を一気に動かす事になりますので、1つ1つの背骨がどの様に動くかは検討もつきません。そうなると、構造通りに身体全体が機能する事から遠ざかってしまいます。
これらのことより私は、従来の運動学やフィットネス、スポーツ業界のアウターマッスルを中心とした「ある動きに対して多くの出力の影響が大きい」という観点での「主要筋」の概念から一変して、「構造通り・ありのまま機能する」という観点から考えた上で、「主要筋」は「インナーマッスル」ではないかと考えています。
これは、私の施術のテーマである「呼吸・脱力・身体構造分析」の核を成している考え方です。
これが理解できて、初めてその人本来の身体の構造・機能いわゆる「クセ」というものに辿り着けると考えいます。
私個人の見解としては、インナーマッスルはゴムチューブやその他の道具を使って簡単鍛えられるものではないと考えています。そもそも運動とは身体全体で構成されるもので、いつどんな時でも全身は動いています。寝てるい時も座っている時も立っている時も身体は動いているし、筋肉は絶えず弛緩と収縮を繰り返しています。
烏滸がましくはありますが、皆さんも一度、インナーマッスルや主要筋について考えてみてはいかがでしょうか?
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