映画「ロスト・キング 500年越しの運命」感想
私好みの作品でした。無名の人が、所謂専門家たちから冷遇されながらも、真念によって念願を成就させる物語。
主人公のフィリッパは、最初の頃、リチャード三世ファンであることを隠していたものの、自分の家族やファンクラブの人たちを巻き込みながら、誰もがそうしようと行動しなかったまさかの墓を暴くまで突き進んで行く。その探究心とリチャード三世の汚名を晴らしたいという信念が素晴らしい。彼女の凄いエネルギーに当てられて、こちらも奮起する気持ちがわきました。推しへの愛は普遍だし無限大ですね。彼女の熱意と行く末をずっと応援しながら見ていました。
だからこそ、大学側の対応があまりにも酷すぎて「はぁ⁉」と怒りで思わず声を上げてしまった。彼女を見限っていたはずの人たち(特に大学側)の残虐ともいえる行為は、リチャード三世が嘘の悪評によって貶められたのと同じ行為そのものに感じました。
その後に女王から勲章を承ったりとフィリッパ自身も祝福されたみたいだけど。あれだけは胸糞悪くて嫌だったな。講演で主人公を辱めた教授なんかも合わせて、彼女を蔑ろにした人たちをギャフンと言わせてほしかったよ。まぁ、そのために作った今回の映画ということなのかもしれませんね。
タイミングが合わなくて映画館で観れませんでしたが、今回観れてよかったです。
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