おにがわら

主に叙景詩、エッセイ、コラム、紀行を 気が向いたときに書きます

おにがわら

主に叙景詩、エッセイ、コラム、紀行を 気が向いたときに書きます

マガジン

  • おれは言葉を知らない

    幼少から本に親しんでこなかった私が最近の読書を通じ、感じた日本語の語彙、表現についての雑記です。

  • ラヂヲ、雑誌から

    ラヂヲ、雑誌からの感想

  • しょうもないなぁ

    ほんとうにしょうもない しょうもないできごと そのしょうもないことを 少ない言葉でつづる練習 お付き合いいただければ幸いです

  • ことば

    日本語、ことばについて軽く述べます

  • コラム

    ふと思うこと、考えたこと、考察などを書き連ねます

記事一覧

【呟】心の癖、好奇心

過去を気にする よく指摘される原因が 「暇だから」 言われた方は不愉快極まりないだろう 個人の気質や 気にする内容にもよるから 一概に言えないよな 忘れようと忙し…

6

マッサージの終焉

経験あると思うが
マッサージの最後の
あの肩をポンポンって叩く行為

「ポン(はい)・ポン(おし)・ポン(まい)」
って言われてるようだ

あぁ、終わった。なんとも切ない...

行きつけの理容室でも
バンコクのマッサージでも
そうだった

共通なんやろか?

7

蛍の光

日本では卒業式と閉店のBGMで
お馴染みなんだが

「居る側」からすれば
なんといいましょうか
「追い出される」イメージを強く感じる

「はよ出ていけ、しっ、しっ」って
言われてるんだよな

9

だれかに
かまってほしい
サインをよんで

ほら
わかるでしょ

けど
ほおっておいて
ほおっておいて

ほら
きこえるでしょ

10

【詩】路地

西日が あの市場の彩りを 溶かしながら 喧騒と猥雑のボリュームを 次第にあげてゆく 日陰を探す蝿 ぶつ切りの肉をついばむ 夜の帳が微かに 耳元で囁き 今日の営みに筆を…

13

信頼は
海のように広く
湖のように狭く
浅くそして深い

9

【詩】星の瞬き

なかよくしようとしても なかよくなれない ときがある 輝く星 かがやけない ときがある 瞬く星 またたけない ときがある ぼくたちは それをしらない 朝の目覚めように常…

おにがわら
2週間前
23

人生のテーマは

と聞かれた

気まぐれなわたしは
なんてこたえよう
そんなもん考えたことない

ただひとこと

おはよう
おはよう

気まぐれな
おはよう

おにがわら
2週間前
9

ちょっと変わってる
人とちがってます

が口癖でさ

優越感というか
選民思想面しやがって

へっ
あいつ

褒めてもらいたいってさ
褒めてやんなよ

朝露が垂れ
溢れてしまうイメージ

おにがわら
2週間前
3

【詩】ゆらゆら

いまこの瞬間 地表が受ける太陽の熱と 地表から放たれる熱を 天秤に掛ける 震えながら ゆらゆら ゆらゆら あの国の広大な草原 寒冷と乾燥の間 まばらに浮かぶ曇 ゆらゆ…

おにがわら
2週間前
13

今回の台風10号
意思を持つ生物のようだ

我が進路は陸を極力避け
数秒でも長らえるための
生存戦略に従い
海上で水を求め這ってゆく

ねちっこく
守銭奴のように
隣の気圧に睨みを効かせながら
我が道を
とぼとぼと歩くように
しか思えないのだ

おにがわら
2週間前
3

【詩】生暖かい

あの曇り空 雨粒一滴さえ一切降ろさず 生暖かさを 雲間から差した 光のマドラーで 攪拌すれば 風穏やかに それは 産毛を掠めるほどの微風 すこぶる元気でないときは た…

おにがわら
2週間前
7

【詩】朝

早口で捲し立てるように ただひたすらに刺すように 雨上がり 朝の日差し 誰かの内緒話に 耳をすます

おにがわら
2週間前
12

何事も

さらり
さらりに
さらさらと

どろり
どろりに
どろどろと

残像は
形をかえつつ

おにがわら
3週間前
9

自分らしく
自分らしく
自分らしく生きてても

何処かで
いつか
いずれは傷つき涙して

さらに自分らしく
生きるように
ただただ願うだけ

おにがわら
3週間前
11

【詩】月の粉

深更に浮かぶ 中途半端な月を 小刀をかざし 削り取る その粉は 薄ら光を帯びながら 深山を越え あの農村に灯りを運ぶ 連なるように 逃げるように

おにがわら
3週間前
12
【呟】心の癖、好奇心

【呟】心の癖、好奇心

過去を気にする

よく指摘される原因が
「暇だから」

言われた方は不愉快極まりないだろう

個人の気質や
気にする内容にもよるから
一概に言えないよな

忘れようと忙しくしても
あるタイミングで
お呼びでない方が訪問するように
ふと気にしてしまうもの

自分をコントロールできるに
越したことはないが
杓子定規にあれこれ言われても
なんだかね

ところで、どこのブログでも
愚痴を吐いたり
過去の傷

もっとみる

マッサージの終焉

経験あると思うが
マッサージの最後の
あの肩をポンポンって叩く行為

「ポン(はい)・ポン(おし)・ポン(まい)」
って言われてるようだ

あぁ、終わった。なんとも切ない...

行きつけの理容室でも
バンコクのマッサージでも
そうだった

共通なんやろか?

蛍の光

日本では卒業式と閉店のBGMで
お馴染みなんだが

「居る側」からすれば
なんといいましょうか
「追い出される」イメージを強く感じる

「はよ出ていけ、しっ、しっ」って
言われてるんだよな

だれかに
かまってほしい
サインをよんで

ほら
わかるでしょ

けど
ほおっておいて
ほおっておいて

ほら
きこえるでしょ

【詩】路地

【詩】路地

西日が
あの市場の彩りを
溶かしながら
喧騒と猥雑のボリュームを
次第にあげてゆく

日陰を探す蝿
ぶつ切りの肉をついばむ

夜の帳が微かに
耳元で囁き
今日の営みに筆を置かせる

ああ
それでも
それでも

生きている
動いている
うごめいている

信頼は
海のように広く
湖のように狭く
浅くそして深い

【詩】星の瞬き

【詩】星の瞬き

なかよくしようとしても
なかよくなれない
ときがある

輝く星
かがやけない
ときがある

瞬く星
またたけない
ときがある

ぼくたちは
それをしらない
朝の目覚めように常に朧げだ

ぼくたちに気づかないスピードで
かがやけず
そしてまたたけずに

ただただ
夜空に浮かんでいるだけ

人生のテーマは

と聞かれた

気まぐれなわたしは
なんてこたえよう
そんなもん考えたことない

ただひとこと

おはよう
おはよう

気まぐれな
おはよう

ちょっと変わってる
人とちがってます

が口癖でさ

優越感というか
選民思想面しやがって

へっ
あいつ

褒めてもらいたいってさ
褒めてやんなよ

朝露が垂れ
溢れてしまうイメージ

【詩】ゆらゆら

【詩】ゆらゆら

いまこの瞬間

地表が受ける太陽の熱と
地表から放たれる熱を
天秤に掛ける

震えながら
ゆらゆら
ゆらゆら

あの国の広大な草原
寒冷と乾燥の間
まばらに浮かぶ曇

ゆらゆら
ゆらゆら

今回の台風10号
意思を持つ生物のようだ

我が進路は陸を極力避け
数秒でも長らえるための
生存戦略に従い
海上で水を求め這ってゆく

ねちっこく
守銭奴のように
隣の気圧に睨みを効かせながら
我が道を
とぼとぼと歩くように
しか思えないのだ

【詩】生暖かい

【詩】生暖かい

あの曇り空
雨粒一滴さえ一切降ろさず

生暖かさを
雲間から差した
光のマドラーで
攪拌すれば
風穏やかに

それは
産毛を掠めるほどの微風

すこぶる元気でないときは
ただ浮かぶように過ごす

【詩】朝

【詩】朝

早口で捲し立てるように
ただひたすらに刺すように

雨上がり
朝の日差し

誰かの内緒話に
耳をすます

何事も

さらり
さらりに
さらさらと

どろり
どろりに
どろどろと

残像は
形をかえつつ

自分らしく
自分らしく
自分らしく生きてても

何処かで
いつか
いずれは傷つき涙して

さらに自分らしく
生きるように
ただただ願うだけ

【詩】月の粉

【詩】月の粉

深更に浮かぶ
中途半端な月を
小刀をかざし
削り取る

その粉は
薄ら光を帯びながら
深山を越え
あの農村に灯りを運ぶ
連なるように
逃げるように