記憶の断捨離⓪-1 ~瞑想~

記憶の断捨離術は、自分の本当の気持ちと向き合うことで、過去の嫌な記憶に決着をつけて、心を健康にする心理療法です。

今回は、催眠状態に入る前の準備段階である瞑想法について説明します。

これをやるだけでも、神経系に蓄積されたストレスを少しずつ解放することができます。自律神経の調子を整えることで、寝つきが良くなる、全身の凝りや眼精疲労が和らぐ、日常生活で足が攣らなくなる、腸の調子が良くなる等の効果が得られます。


①仰向けになって目をつぶる

やるタイミングは、静かに集中できる夜寝る前がおすすめです。(慣れてくれば昼間目を開けていても出来ます)

②自分の身体の状態に集中する

足が寒いなぁ、今日は立ち仕事で足が疲れているなぁ、肩が凝っていて眼精疲労もあるなぁ、そろそろ髪切らなきゃ……いやこれは余計な思考だ、、、鼻通りが悪いなぁ、そういえば夜の分の花粉症薬飲んだっけ?

余計な思考は一切捨てて集中して下さい。人間、起きている間じゅうずっと、流れる雲のように思考がやってきては巡っています。

身体の状態に意識を集中できていないと感じれば、1分ほど呼吸の回数を数えてみて下さい。

集中できてくると、自分の脈拍がピクピク感じられるようになってきます。これは一つのサインです。

③手を背中の下に敷いて腎臓を温める

左右どちらでも構いません。片方ずつ手を入れます。

手の場所は、腰の上の図の辺りです。ウエストの一番細い高さを基準にして、ちょうどその線の上の背骨の両側です。

腎臓の位置

引用元http://reiki-cases.hatenablog.com/entry/2018/07/15/083008


④身体の変化にさらに集中し続ける

手は入れたまま、身体の変化に集中します。

呼吸は深く穏やかに、脈は強くゆっくりになってきます。こうなっていれば、かなり集中できているサインです。

最初に意識した足の疲れは気付けば感じられなくなっているし、鼻も両方ともいつの間にかすーっと通ってきます。

そして、授業中に居眠りした時のように、全身がビクビクッとしたりします。これは神経系に蓄積された疲労が解放されている反応です。


そうこうしているうちに、そのまま寝てしまいます。手は入れたままで構いません。

おやすみなさい。良い夢を……。



ここまでが瞑想です。催眠状態に入るには、まずこれが自在にできるようになる必要があります。


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