広告計測の未来を拓く開発組織のビジョン|お仕事インタビューvol.6 ~ 前田政春
ジーニーで活躍している社員の業務について、皆さんに知ってもらう新たなコンテンツ「お仕事インタビュー」vol.6は2022年にM&Aによってジー二ーに仲間入りされた前田さんにインタビューを行いました。
現在は、開発部の部長代理として活躍されています。
簡単な自己紹介と経歴を教えてください
前田政春(まえだまさはる)です。2022年2月にCATS株式会社の設立メンバーとしてジョインし、2022年2月にM&Aによる100%子会社化でジーニーの仲間入りをしました。前職では、古くはフィーチャーフォンのケータイ公式サイトから、会員へメールの一斉配信を行うメルマガスタンド、iOS/Androidアプリケーションの企画・開発、果てはシェアリングエコノミーやソーシャルメディアなど幅広く経験させていただき、現在の広告事業開発に至ります。現在はCATS株式会社にて開発部の部長代理をしております。
担当している業務を教えてください
開発部の部長代理として、開発組織全体の技術的な指揮を執っています。具体的には、開発生産性の向上に向けたルール整備や技術選定の意思決定、エンジニアの採用・育成を担当しています。また、CATS株式会社の主力プロダクトである広告効果計測ツールのCATS(キャッツ)と、アフィリエイトASPシステムのAFAD(アフィリエイトアド)の開発チームを統括し、プロダクト開発の推進に携わっています。CATSはWeb広告のコンバージョン計測から分析まで一貫して行えるツールで、AFADは広告主とパートナー・アフィリエイターをつなぐプラットフォームとして、成果報酬型の広告配信を総合的に管理できるシステムとなっております。
所属事業部が目指しているビジョンを教えてください
従来Web広告運用において発生していた広告計測に関する課題感を網羅的に解消するプロダクトとして、費用対効果の高い価値提供を追求し、持続的な成長を続けています。
この成長を継続するため、エンジニア・ビジネスの垣根を越えて、事業部一丸となってコミットメントをしています。
所属チームが掲げている目標は何ですか?
開発チームでは「次世代の成長基盤の確立」を掲げています。
インフラストラクチャの強化と技術負債の解消を通じて、より安定性の高いサービス提供を実現することを目標としています。
これにより、顧客の広告計測データをより正確かつリアルタイムに提供し、マーケティング施策の意思決定スピードを向上させることが可能になります。高負荷時でも安定したパフォーマンスを維持できるインフラ基盤の構築や、開発速度を維持しながらコードの品質を向上させるための取り組みを推進しており、将来の顧客のビジネス成長を確実に支えつつも、技術課題を解消できる体制づくりを進めています。
その目標を達成するためにチームでどのようなチャレンジをしていますか?
目標達成に向けて、「データドリブンな開発プロセスの改善」に取り組んでいます。Google の提唱する Four Keys(デプロイ頻度、変更のリードタイム、障害復旧時間、変更失敗率)を主要指標として、日々の開発活動を可視化・分析しています。
定量的なデータを基に、レトロスペクティブでチーム全体でのふりかえりを実施し、ボトルネックとなっている工程の特定や改善策の立案を行っています。
特に重視しているのは、現場のメンバーから日々の開発で感じる小さな課題やフラストレーションを見逃さないことです。これらの声を集め、優先順位をつけながら継続的な改善サイクルを行い、開発スピードと品質の両立を目指しています。
チームの雰囲気を教えてください
現在のチームは20から30代中心の20名程度で、新卒と中途が半々程度の構成となっています。時間を忘れてエンジニアリング議論をしたり、新しい開発ワークフローを試してみたりと、技術的な探究心が強く活発なエンジニアが集まっていると感じています。
CATSの事業部では、子会社であるCATS株式会社のプロパーメンバーとジーニーの出向メンバーが混在しており、経験年数や入社経路の異なったチーム構成になっているのですが、そういった部分に関係なく意見を言い合える雰囲気があるのが特徴的だと考えています。
業務の一日の流れを教えてください
▽スケジュールのイメージ
10:00~13:00:タスク枠①
13:00~14:00:休憩
14:00~16:00:タスク枠②
16:00~17:00:プロダクト毎のデイリースクラム
17:00~17:15:マネージャー終礼(プロダクトのトピックス共有)
17:15~19:00:タスク枠③
タスク枠ではミーティング、資料の作成・整理、開発案件の進行、実装タスク、勉強会・イベント参加・採用活動など日々変化します。
入社後に行った業務の中で印象的なものはありましたか?
将来の大規模なトラフィックに耐えられるよう計測システムの基盤刷新をしたことが印象的な業務です。テックリードのメンバーが主導する中で、設計の議論や技術調査のサポートという形で微力ながら関わらせていただきました。システムを止めることなく新システムへの移行を進める必要があり、特に広告計測という24時間365日止められないクリティカルなサービスだけに、緊張感のあるチャレンジだったと考えています。
ジーニーで過ごした2年間で良かったことを教えてください
この2年間で特に良かったと感じているのは、専門性の高いエンジニアとの協働機会が多く得られる環境です。前職は小規模組織ゆえにメンバー全員がフルスタック寄りの開発が中心でしたが、現在は各技術領域のエキスパートと密に連携し、より深い技術的知見を得られる機会に恵まれています。
また、チーム全体で新しい開発プラクティスを議論しては取り入れ、改善を重ねていく文化も魅力的です。たとえば開発プロセスや最近ではAI分野におけるツール選定において、メンバーからの提案を柔軟に検討・導入し、より良い開発体験を追求していく姿勢は、エンジニアとして大きな刺激となる組織であると考えております。
現在、新しい仲間を募集しているのでご応募をお待ちしております。