手助けの見極め
歳を重ねるごとに、やたら貯金だけは得意になるのに、面倒ごとはおせっかいとお金で解決する癖のせいで全然手元に残らない。
遊び方もすっかり忘れてしまった。
若いときはお金にだらしない親族達のせいにしていたけれど、今はそんな親族達が問題を自分たちで解決する術をうばった私が一番の悪だと思う。
そしてそれを永遠に繰り返せば、共倒れする未来が待っている。
そんな負の連鎖断ち切る為、3年前から少しずつ行動を始めている。
10頼まれたら5をやる。
あとは知らんかおを半年続け。
自分からついつい、気にかける言葉をかけたり様子を見にいくのをパタッとやめたり。
最終的に、自家用車を誰にも言わず売ったりした事で用事を言いつけられる事も一気に無くなった。
しばらくは親族中から、私が活火山になったと大騒ぎになったりもしたが、聴かれた事以外はダンマリを決めているうちに、相当どうしようない場合だけ連絡が来るようになった。
その時も今まで横柄な態度だった人も、丁寧で申し訳なさそうにお願いしてくる。
まだまだ色々問題はあるけれど、私の周りは少しずつ変わってきている。
他人は変えられないが、自分は変えられる。
とはよく言ったものだなぁ。どこの誰の言葉かは存じてあげていないけれど名言だと思う。
助けて貰えない事を当たり前だと思ってはいけないとはよく言うけれど、助けて貰えるのも当たり前だと思ってはいけない。
もちろん助ける側も助けるのは当たり前だなんて思ってはいけないのかも。
助けるべきか否か…見極めはすごく難しいけれど、自己犠牲が当たり前だなんて思わないようにしないといけないなと思う。
貯金スキルだけじゃなくて、人との距離感、この歳からの友人の作り方…
人は死ぬまで勉強と努力で人生の暇つぶしをしていく生き物なんだなと思ったこの頃です。