お別れまたね *どうして言語発達支援+学習支援なの?*
振り返ってみると、私も保護者さんに支えられていた。
年度がわりのこの4月で、総合病院リハ部を退職後まる7年過ごさせてもらった市内の個別支援塾を退職いたしました。
さびしい気持ちでいっぱいです。
おもに日中に顔を出している言語発達支援のお仕事の勤務時間が変わったからなのですが、受け持っていた親子さんがたには急な変更で大変なご迷惑をお掛けいたしました。
それなのに、その親子さん方からは、最終授業回ごとにはかりしれない愛情を私がいただく形となりました💐。
限られた時間のなかで、少しでも親子さんが心持ち楽になるようにと心がけてきたつもりですが、支えられていたのは私のようです。
お子さんの成長をまぢかで見られて、こんなに幸せな仕事ってあるんだろうかと思う瞬間が年に何回か訪れるのが、この仕事です。
走馬灯とはよく言ったもので、最終週を走り抜け帰宅し一人資料を整理していると、7年の間に伴走してきたお子さん、お父さん、お母さん、おばあちゃん、妹さん、弟さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、ときにはおじいちゃんのお顔が浮かんできます(*^^*)。
病院外来リハで5年半、個別支援塾で7年、一貫して携わってきた特性のあるお子さんへの学習支援のお仕事は、これからも形を進化させ、精進努力しつづけて向き合っていく所存です♪︎
どうして言語発達支援+学習支援なの?
教科学習を行いながら言語運用力が醸成されていくプログラムを個別に立案し、そのお子さんのこれからの人生を守る武器の一つとなることばの力を育てます。
なぜ教科学習かといえば、それはお子さん達が日々身を置き評価される場所が学びを修める場である学校だからです。なにか一つでも自信を持つ分野・単元ができれば。
そんな思いで総合病院時代からずっと学習支援リクエストに携わってきました(*^^*)
ことばの力はふしぎです。他者のことがわからないのは自分のことをまず知らないから。自分のことをわかるには伴走してくれる誰かといっしょに自身の内面を掘り下げることばを探していくのがいい。そうして自分の輪郭を自分でつかみ始めていくと、そこで他者には他者の事情、輪郭、考え方、好きなもの、嫌なことがある、と腑に落ちる。他者が自分とは違う存在であるとわかると、さらにまた自分を知れることになる。
それがそのお子さんの将来への幸せな選択につながっていく。。。
臨床経験からそのような実感があります。
そんなことば探し・ことば育ての旅にご一緒できる言語聴覚士でありたい。いつも、そう思っています♡
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