風俗探偵 千寿 理(せんじゅ おさむ):番外編「千寿 理(せんじゅ おさむ)の変遷」
私の小説『風俗探偵 千寿 理(せんじゅ おさむ)』をお読みいただいてる皆様、作者の幻田恋人です。
私のつたない小説をお読みいただき、作者としましては感謝するとともに自分の作家としての力量の無さを恥じ入るばかりであります。
さて、この小説の主人公の風俗探偵である『千寿 理』 は、じつは私の別小説の主人公が原型となっております。
note上で以前に発表しました『ドピュピュのせんずり小僧』なる小説がそれであります。今でも削除していないので、作者としては恥ずかしいのですが読むことは可能です。
私の初期の作品の一つでして、読んで頂けるとお分かりかと思いますが、じつにバカバカしいくだらないエロネタ満載のギャグストーリー作品であります。
私自身書いたことを後悔して、本編一話限りと番外編の一遍のみで封印しました。本当は削除してしまいたかったのですが、少なからずの読者の方に読んで頂けたので削除せずそのままとなっております。
もし、お暇な時にお読みいただけましたら、あまりのバカらしさと当時の作者の下手さ加減が(今でも下手やん)お分かりになるかと思います。
しかし、この『ドピュピュのせんずり小僧』は後に私の頭の中でプロットとして、『妖怪ハンター 千寿 理』という少し違う小説となりました。これは一話のみ書きかけましたが、他作品を多く抱えてしまったので発表するまでに至りませんでした。
でも、この主人公の名前である『千寿 理』 だけは使いたいという私の希望がありましたので、構想を練り直して現在連載中の『風俗探偵 千寿 理(せんじゅ おさむ)』としてストーリーの方向性が決まり、公開されるに至りました。
察しのいい皆様なら、もうお気付きですね。
そうです。『千寿 理』の下の名前を音読みにしていただければ、『ドピュピュのせんずり小僧』の『せんずり』が変形したものであることがお分かりになるかと思います。
なんてくだらないゲスなネーミングなのでしょう…
女性読者の皆様… 私を軽蔑なさいましたでしょうか?
ただ、私としましては自分の作品の一つである『ドピュピュのせんずり小僧』(何べんも言うな)を生みの親の私が完全に否定してしまうのが、作中の主人公があまりにも不憫に思えて仕方が無かったのです。なんとかして形を変えてでも残してやれないものかと…
しかし、お読みいただければお分かりになるかと思いますが、『風俗探偵 千寿 理(せんじゅ おさむ)』は決してふざけて書いてはおりません。
私の現在連載中の別作品である『ニケ… 翼ある少女』と世界を同じくするシリアスな作品として、私の中では今書いていて一番楽しい作品であります。
私の昔からの夢をギッシリと詰め込んだハードボイルドアクション探偵小説として、今後も千寿 理(せんじゅ おさむ)をニケに負けないように活躍させていくつもりです。
ここまで本編をお読みいただいている皆様、作者の私は力不足ではありますが作り出したキャラクター達を目いっぱい暴れさせますので、お読み頂いて少しでも楽しんで頂けましたら、作者としましてはこれ以上の喜びはありません。
今は亡き作品『ドピュピュのせんずり小僧』(まだ言うか?)の主人公も、生まれ変わった自分に満足する事と思います。
以上が『風俗探偵 千寿 理(せんじゅ おさむ)』の小説が公開に至るまでの、作者である私の中における変遷でありました。
作者のくだらない打ち明け話に最後までお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
今年も『風俗探偵 千寿 理(せんじゅ おさむ)』をよろしくお願い致します。
幻田恋人