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ファミコンからPS5まで〜時代に愛された家庭用ゲーム機をソフトタイトル数から可視化してみた
7月15日にファミコンが40周年を迎えるそうです。
今でこそ実写映画のような映像で楽しめるテレビゲームですが、40年前はドット絵のピコピコゲームだったわけです。ものすごいテクノロジーの進化ですよね。
そこで今回はテレビゲームのトレンドを分析してみました。
前半は家庭用ゲーム機の歴史を、後半は任天堂とセガの看板であるマリオとソニックの人気比較をしています。
興味がある部分だけでもぜひご覧ください。
家庭用ゲームの全盛期は2000年代まで?
まずは、発売されたゲームソフトのタイトル数を機種別に年間の時系列グラフにしてみました。
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どの機種も長くて10年程度で役目を終えていることがわかります。
少し時代を追ってみましょう。
1983年〜1990年中頃まで
まさに任天堂が築いた一時代ですね。
ファミコンの衰退とともに後継機のスーパーファミコンが伸びており、うまくバトンを繋いでいることがわかります。
わたしも当時はアダプタが熱々になるまでファミコンに明け暮れたものです。
1990年代中頃〜2000年頃まで
PlayStationの勢いが突出しており、ピークの1999年には年間627本ものタイトルが発売されました。
当時はその映像の美しさに衝撃をうけたのを覚えています。FF7のOP映像なんて鳥肌モノでした。
2000年代
PlayStation2の一人勝ち状態であることがわかります。
わたしも真三国無双2にハマってたなぁ。
2010年代〜現在
それまでと比べて、発売タイトル数が明らかに減っていることが見てとれます。
スマホゲームやオンラインゲームなど、ゲームの多様化が進んだことにより、家庭用ゲーム機もビジネスモデルがかわってきているのかもしれません。
「任天堂 vs セガ」から「任天堂 vs ソニー」へ
次に先ほどのデータを、プラットフォームをもつメーカー4社別に集計してみました。
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これもなかなか面白いグラフになりました。
1990年台中ごろまでは任天堂の一人勝ち状態でしたが、そこにソニー(PlayStation)が参入し、一気にソニーの独壇場になっていますね。
セガはドリームキャストでなんとか状況を打開しようとしましたがシェア争いに敗れ、2001年に家庭用ゲーム機業界から撤退。
2002年には黒船といわれたMicrosoft(XBox)も日本国内に参入しましたが、やはりPlayStationの勢いには勝てなかったようです。
2010年代後半、任天堂はNintendo Switchの人気によって息を吹き返し、PlayStation5と覇権争いを繰り広げているように見えますね。
なんとドラマチック。
マリオとソニックどっちが人気?
任天堂とセガの代表キャラクターであるマリオとソニック。
Googleトレンドを使って、日本国内における「マリオ」と「ソニックザヘッジホッグ」の人気度について2022年1月から2023年7月までの期間で分析してみました。結果がこちら。
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まぁそらそうだ。
マリオといえば、東京五輪の宣伝にも登場するほどの国民的キャラクター。一方のソニックは「知ってるけどゲームはしたことない」「UFOキャッチャーでときどき見かける」くらいの認知度なのかなと思います。
しかも今年はマリオ映画公開の年。さすがにソニックには分が悪いですね。
もう一つ、対象を「すべての国」にして再度比較してみました。結果はこちら。
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!?
なんとソニックのほうが人気ではありませんか!
調べてわかったのですが、実はソニックは世界ではマリオに劣らずの人気キャラクター。さらに2022年にソニックも映画公開され、人気が爆発したようです。
Googleトレンドの地域比較も見てみましょう。
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これはすごい…
まるで世界がマリオ派とソニック派に二分されているようです。
日本をはじめとしたアジアや北米はマリオ派、ヨーロッパや南米はソニック派なのでしょうか。
まとめ
じつは私、メガドライブ→メガCD→スーパー32X→セガサターンと通過してきた異世界おじさんセガ信者。まさかのソニックの健闘に久しぶりに胸が熱くなりました。
セガはハードからは撤退してしまいましたが、ゲームソフトメーカーとしては続いているので今後も面白いゲームを作り続けてほしいと思います。
私もボーナスも出たことだし、プレステ5でも買おうかな。
でもそのためには妻というラスボスをクリアしないといけないのですが笑
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