月刊コグマ#8 はっちゃけて、夏/海をめぐるたびへ
こんにちは。
今月は夏休み特別の短編集!
いつもの半分の量でお送りしていくつもりです。
ゴロゴロしすぎて時間が無くなって書けなくなったとかじゃないぞ!!
ちょっとめんどくさくなったとかじゃないぞ!!
それでは、どうぞ。
昼下がり
最近、夏休みに入ってから昼寝をすることが増えてきている。
特にやることもないので、たまにパソコンを開いて、月刊コグマを書くためにキーボードをポチポチとたたく生活。
そんなところへ、少し眠くなったからと言って布団の上で横になってしまえば、昼寝が増えることも当たり前だ。
正午辺りに昼ご飯を食べて、食器を洗って、少しダラダラしていると気付くと2時頃になっている。
それくらいになってくると、気温も日差しもいい感じなので、頭が重くなってうとうとしてくる。
そうなってくるとおしまいだ。
いざ起きていようとしても、眠すぎて頭が重いので、結局横になってしまう。
こうなるとまるで負のループのように連鎖していく。
昨日なんて、4時頃に眠くなってしまい30分だけ寝ようとアラームを付けて寝たら、気付くと6時半になっていた。
これにはさすがにびっくりして、昼寝するのにも気を付けようと心に誓った。
また大学が始まったときに、眠い眠いじゃ何も始まらないし。
ずっと家にいるのもなんだし、せっかくの夏休みなのでどこかへ行きたい。
そういえば、今は途轍もなく中華が食べたい気分だった。
中華といえば横浜の中華街。
横浜まで行くのなら海も観に行きたい。
昼寝もほどほどにして、夏休みの予定を立てることにした。
布団から降りて。
YOKOHAMAレポート
現在、朝8:00過ぎ。
電車に揺られて、横浜は桜木町駅まで向かっている。
前日までは台風の影響か雨の連続でじめじめしていたのだが、今日はカラッと晴れて暑いくらいだ。
こんなことでへばってはいけないと奮起して、予定を再確認する。
本日の予定はこうだ。
桜木町駅で今回動向してくれる友人と合流した後に、まずは、山下公園というところへ向かう。
次に、外国人墓地をチラッと見て、元町商店街を通り、中華街へ。
そこから赤レンガ倉庫へ向かって、その後、コスモワールドで遊んで桜木町駅まで戻る。
タクシーを使うのも面倒くさいので、今回はすべて徒歩で回るつもりだ。
それが後々僕らを苦しめるのだが、我々はまだそれを知るよしもない。
とりあえず、無事に友人と合流し、山下公園へ。
ここは海に面した公園で良い感じの潮風が吹いていた。
遠くからは潮のかおりが漂って、それと同時に涼しい海風が吹いて、少し、体を冷してくれた。
海のかおりを満喫した我々は次なる目的である、外国人墓地から中華街までの道のりへ。
外国人墓地まで行く道中、とても多くの坂があった。その坂を上り、木々を抜けていくと、そこにはたくさんの人が眠るお墓がいくつもあった。
十字架をたてているものや何かの石像がおいてあるところなどがあり、ここには民族や血にこだわらず、いろいろな人が眠っていることがわかる。
ほんとうなら、もっと奥まで行くつもりだったのだが、さすがに疲れてきたので中華街のお店まで目指すことに。
ここは元町商店街。
中華街の少し離れた場所にあるところ。
ここを抜けて中華街へ向かった我々は驚いた。
この商店街に売っているものの大半が敷居の高い、高級な物を取り扱う店ばかりだったからだ。
右を向けば宝石。
左を向けば高級洋服。
奥を覗けばまた宝石といった感じに、街にはジャズが流れながら店は続いていた。
元町商店街を抜けて、我々は中華街へ到着した。
こちらはやはり観光地と言わんばかりに人が集まっていた。
とりあえず、この暑さと足の疲れでへばっていた我々は比較的安いランチが食べられるお店を見つけ、店内へ。
自分はチャーハンランチ。
友人は麻婆豆腐のランチを頼んでいた。
四川風のものか普通のものかを聞かれていたが、
辛い体に辛い食べ物はさすがにまずいと普通の方を選んでいた。
サクサクと色々なところへ向かっていく私たち。
だから、とも言えるが、赤レンガ倉庫へ着くときにはご飯でエネルギーチャージしたとはいえ、とても疲れていた。
ここと後で向かうコスモワールドへは、友人の希望でやってきた。
たくさんのお店が入っているショッピングセンターになっているので、お土産がてら見てみたいと思ったらしい。
友人は少し高めのグラスを買って、お土産にしていた。
ちなみに、自分は手が出せなかった。
そして、最後にコスモワールドへ向かう。
やっと着いて、今から遊ぼう!!
と意気込んでいたのだが、流石に疲れがマックスに。
観覧車に乗る気も失せて、ただ、室内にあるベンチで二人、座ってボーッとしながら雑談していた。
すると、近くから甘い匂いがした。
なんとすぐ隣にはフードコートがあったらしい。
と、いうことで二人はアイスクリームを買って食べた。
美味しかった。
最後に少し、遠くまで散歩をして、桜木町駅の一つ先、関内駅まで行って、この旅は幕を閉じた。
熱中症対策の一つもしないで、歩きどおしたわけで、そりゃ疲れるよなと思うわけで。
次に行くときは、もっと寒くなった12月とかに行ってみればもっと楽しめるんじゃないかと思ったが、二の舞になる気もする。
まぁ、とりあえず、今回の旅はよしとしようか。
楽しかったし。
「高級な食べ物」を探れ
YOKOHAMAまで行く数日前、急に気になったことがある。
それは、同年代の人たちは、どんな食べ物を高級に思っているのだろうか、ということだ。
大学の講義で、人の感覚を数値化して見てみよう、ということをやってみて以来、いつか知り合いに聞いて統計を出してみたいと思っていた。
横浜に行く前日、適当に選んだ5人に「あなたの思う、高級な食べ物は何ですか?」と聞いたところ、
三大珍味、三大珍味、マカロン、マンゴー(フォアグラ)、ステーキ
という答えが返ってきた。
まさか、三大珍味がかぶるとは思ってなかった。
さすがに三大珍味すべてを上げるのは分析をするのに苦労があるのでもう一人に聞いてみることにする。
すると、キャビアという答えが返ってきた。
…さすがに三大珍味を取り上げるほかないだろう。
ということで、今回は、
ステーキ、マカロン、マンゴー、フォアグラ、キャビアの5つからどの食べ物が一番高級に感じるのかを調べてみることに。
そこで、せっかくなので、Microsoft Formsを利用し、アンケート形式で無作為に選んだ20人の答えを集めてみる。
そうして、回答があつまり、結果をまとめてみることにした。
思った以上に納得の結果が出てきた気がする。
<あとがき・まとめ>にも書いたが、まさか三大珍味を上げてくるとは思っていなかった。
個人的にはもっとお寿司だったり、天ぷら、しゃぶしゃぶなどのところに目が行くと思っていた。
なのに、一発目で「三大珍味」とは。
もちろん高い食べ物だけど!!!
けれど、結果的にいいものが出たので個人的には満足である。
もっといろんなことを出来たらいいのだけど。
もし次にやるならどんなことをしようか。
そう自分の中で想像すると、また、とてもわくわくしてきた。
あぁ…眠くなってきたな。
今は午後4時か。
横にならないようにしなきゃな。
私
今の自分と過去の自分。
その自分を取り巻く環境を思い出すことがある。
例えば、高校時代の自分と今の自分を比較する。
過去の自分は、特に高校1年生の辺りは部活に没頭して熱中して、正直、周りが見えてなかったように思う。
だけど、その熱中さがとても羨ましく感じるのだ。
大切な人なんていない、誰も大切にしない。
自分だけを中心に考える生活。
どうでもいいって考える毎日。
傍から見れば最悪の人間だし、こうやって書きだしていても最低な人間だと思う。
だけど、その没頭していた日々が羨ましく感じる。
更にさかのぼって中学時代のことを考えることもある。
あの頃はこれもまた当初は、過去を引きずっていて、それを忘れるためにはっちゃけていた気がする。
嫌に気丈に頑張っていた気がする。
でも、楽しかったなぁ…
馬鹿やってはしゃいで。
今じゃ思いつかないほどにテンションが高かったと思う。
今はどうだろうか。
別に楽しくないわけじゃない。
最近は布団の上でゴロゴロしながら、パソコンを開いて星野源のDVDを見て、布団の上でゴロゴロして。
そうしたら、眠くなってきて、30分だけ寝ようとアラームをかけて。
起きて、好きなゲームをして、小説を読んだり漫画を読んだりして。
前よりも自由な時間が増えたおかげで、やりたいことが出来ている気がする。
けれど、どうにも満たされない気分もする。
たぶん、こんなことを言って、結局過去の学生時代は結構充実してたんだろうなぁと感じる。
当時はあんまりそんな気分もなかったのだけど。
ってことはたぶん、今も他人から見れば充実してるような印象を受けるのかもしれない。
思えば成る
自分の座右の銘としてこういうのがあるのだが、これに倣えば、僕は今、満たされていると思って生活をした方がいいのかもしれない。
自分の中にある「充実」に足る充実感が今僕の中にあると考えてとりあえず毎日生活してみることにしよう。
私の中にある充実がどこまで深いかは分からないが。
まとめ:海をめぐるたびへ
ふと思ったのだが、去年、今年と海へ行ったらしい。
自分は海が好きだ。
海から流れてくるあの涼しい風が好きだ。
太陽の光が海に反射して煌めいている様子が好きだ。
砂浜で海が波打つ音が好きだ。
海を眺めていると、なんでも受け止めてくれる気がする。
自分が常に奥底で抱えている暗い気持ちも、なくなるとまではいかないが、一瞬、その気持ちを波と一緒に流してくれているような気さえする。
また来年、海に行きたいとすでに考えている。
今年は山下公園や象の鼻パークから海を眺めただけだったが、また来年は湘南なんかに行って、砂浜に靴を汚そうか。
手を海で濡らすのも悪くない。
そしていつか。
いつか、またどこかで、海を満喫しよう。
海をめぐるたびへ