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ラーメン4.0@開業日記#77 ラーメン店ってなんでこんなに潰れるのだろう

今日はラーメン店が廃業してしまうことについて考えていこうと思います。
私が常々疑問に思っていることが、ラーメン店を廃業するお店の多さです。
もちろん私もこれから開業するので、その一人になる可能性は0ではないですが、ラーメン店を失敗するビジョンが全く見えてきません。
そんな超自信過剰な私が失敗する可能性を紐解いていこうと思います。

こんなラーメン屋さんは嫌だ

昨日、YouTubeで芸人の鉄拳さんを1時間見てしまいました(笑)副題は完全に引っ張られています(笑)
それではこんなラーメン屋さんは嫌だというところを上げていきます。
それが一番潰れやすいラーメン店だと思います。

・経営者が利益の計算ができない
・一番人気のラーメンが無い
・頼んでからラーメンが出てくるのに10分以上かかる

こんな感じですかね。挙げればきりが無いですが私が気になるところはここが多いです。順番に解説していきます。

経営者が利益の計算が出来ない

ありえないと思うじゃないですか(笑)実際にいます。
私は飲食店をオープンすると周りにも公言していて、過去には会社内ですが、カラオケ店と中古車販売店のオープンをしているので、相談を受けることがあります。
その時の話がこんな感じです。

相手「今度、会社(お店)を辞めて独立しようと思うんだよね」
私「そうなんですね!!いいじゃないですか。何をやるんですか?」
相手「飲食店をやろうと思って。儲かるんでしょ??」
私「……やりようによっては儲かると思いますよ」
相手「ラーメンが好きだからラーメン屋やろうかなと思って」
私「好きなことをやるのは良いですよね!どういったラーメン屋さんにするとか決まってるんですか?」
相手「まあ豚骨とか?ラーメンだったらなんでもいいんじゃない?今は冷凍スープも発達してるって聞いたよ」
私「あぁ……。ちなみに営業利益率はどのくらいとる予定なんですか?」
相手「原価3割でいけるんでしょ?ぼろ儲けだよね(笑)」
私「………。(どうやって帰る言い訳つくろうかな)」

実際にあったんですよ!!
これは極端な例ではあるんですが、こういう人が多いんじゃないかなと思っています。
飲食店で失敗している大半の人が基本的な経営学を知らないまま始めてしまうので潰れる店が毎年出てしまうのだと思います。

一番人気のラーメンが無い

こういうラーメン店もたまにあります。
特にコンセプトが決まっていないラーメン店に多いです。コンセプトが決まっているラーメン店はコンセプトに合わせてラーメンや空間を作っていくので分かりやすいです。

逆にコンセプトが決まっていないラーメン店は経営者自身が何のラーメンを売りたいのか決まっていないので、初めて来た人に期間限定のラーメンをお勧めしたりします(笑)

これはラーメンの味を一本に絞るということではなく、基軸となるラーメンを作り、それを盛り上げるためにサイドメニューや他の味のラーメンを入れるべきと考えるためです。
初めてきたら絶対にこれ!!という一杯を作らないといけません。

頼んでからラーメンが出てくるまでに10分以上かかる

初めて入るラーメン店で10分以上待たされたら次に行こうと思わなくなります。頭の中では出てくるまでに時間がかかるラーメン店と記憶されますので、敬遠されてしまいます。特にランチタイムには絶対に行かないでしょう。大切な休憩時間をただ、ラーメンを待たされる時間には使いたくないですから。

ちなみに人がラーメンを待てる時間は7分くらいという統計が出ています。大手のラーメン店はPOSシステムを使い、提供時間までしっかり管理してお客様の満足度向上に努めています。

大手になるためには小さな努力は必須で、こういう小さな努力の積み重ねが大きな成功に繋がるんだなとしみじみ思いました。

まだまだ多くの嫌なラーメン店は存在します。
続きをまた書いていこうかなと思いました。こんなラーメン店が嫌だったなどあれば教えてもらえればと思います。

それではまた明日!!

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