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金曜日はお金の話をしよう23『米が欲しいのかご飯が欲しいのか-2』

先週のお金の話はこちら。

今日も懲りずに米の話ではありますが、厳密には2回前に書いた『金曜日はお金の話をしよう21』の記事を訂正するための話です。

その記事とはこちら。

米とご飯、どっちがお得かと言うような記事だったわけですが、この記事では米とご飯の重さを等しいものとして計算していました。
しかし、冷静に考えてみれば米とごはんは同じ重さではないのです。
ご飯は水分が含まれていますから、米100gはごはん100gにはならないわけです。
もし気づいていた方がいらっしゃったら、突っ込んでもらって良かったのですよ。

さて米100gを炊飯したとすれば220g~230gとなるそうです。
要するに2.2~2.3倍。
これは農林水産省のホームページにも記載してあることでした。

ということで厳密に計算してみたいと思います。
自分が買った200gパックご飯も約100円と書いていましたが、ここも厳密に1円単位で表記して89円とします。
そして米の価格帯は当時(2回前の記事の段階)5kg3,500円~4,000円となります。
それを全て炊飯してごはんにしたとすると、11,000g~11,500g(11kg~1.5kg)
上記から……、

パックご飯は、
1gあたり0.445円。
200g89円。
5kg2,225円。

米は、
1gあたり0.304~0.363円。
200g60.8円~72.6円
5kg1,520円~1,815円。

と、このくらいの差になるのでパックご飯が金額的に安いということはありませんでした。
1食200gあたり16,4円~28.2円の差が出てくるわけです。
金額だけ見れば米がお得です。

ここで見えない費用として出てくるのが電気代や人件費。
炊飯電気代は4円~6円。
保温は1時間あたり0.5円。
人件費をどう計算するかですが、米とぎ、炊飯器洗浄メンテ、茶碗洗浄等があります。
それを最低賃金951円~1,163円を1分あたりで算出するかどうかで大幅に変わってきそうです。
それぞれ5分として考えて15分くらいと見積もると、237.75円~290.75円と実は人件費が一番高いわけです。
まあ、自分の行動に対していちいち最低賃金で考えていたら気を病みそうになるのは確かなので、ここをどう計算するかは個人の裁量の部分だと思います。

まあ、炊飯する場合はお茶碗1杯分のご飯だけを炊くということもないと思いますので、炊飯する場合は多く炊くほどお得になるという感じでしょうか。
冷蔵庫に保存したり、冷凍する方は炊飯した方が良いかもしれません。
米が高騰している現状では常備食としてはパックご飯も優秀な価格帯だと思います。



スーパーに出かけるたびにお米の値段をチェックしているのですが、ここ最近は5kg税抜2980円と下がっているように見えます。
パックご飯よりも米のほうが圧倒的にお得という時代が戻って来るのも近いかもしれません。
この調子で価格は落ち着いていくのかなと予想します。
個人的には消費が落ちて思うように在庫が減らず、『お米を食べよう』キャンペーンみたいなことをやっている未来がみえる気すらするのです。
今日はこの辺で。


ギアでした。゜ω゜)ノ

次の記事はこちら。


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ギア
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