見出し画像

【ニュース感想文】楽天G “カード事業でみずほFGと資本業務提携 検討で合意”

こんばんは!
久しぶりに楽天について語る男、小栗義樹です!

本日はニュース感想文を書かせて頂きます!気になるニュース・好きなニュースを題材に、感想文を書かせて頂く試みです。

本日の題材はコチラ

楽天G “カード事業でみずほFGと資本業務提携 検討で合意”
です。

当ニュース感想文では、一時期ずっと楽天の話をしている時期がありました。楽天、好きなんですよね。楽天カードのヘビーユーザーですし、楽天市場もたまに閲覧します。何よりも、会社の歴史や活動が面白いです。

苦戦を強いられていた楽天モバイルも、徐々に回線が増えていますよね。相当などぶ板営業を展開しているという話をあちこちで聞きます。

やっぱり、ストーリーがある会社は魅力的です。業績とかビジネスモデルとか、そういうのもとても大事だと思うのですが、やっぱり分かりやすい物語があると、自然とその会社を応援したいなという気持ちになります。

というわけで、今回は楽天に関するニュースです。

状況を簡単に説明すると、楽天は楽天モバイル事業をスタートし、docomo・au・SOFTBANKという携帯キャリア3社が牛耳っている本格スマホの世界に飛び込みました。

MVOは基地局を作るのに莫大なお金がかかります。それでも楽天がモバイル事業に参入したのは、自身が構築した経済圏を守りたかったからだと思います。スマホの中で生活に必要なあらゆる事が成立し、ポイントによってその生活をより便利にするというあれです。この経済圏をより強固なものにするためには、もっと言えば、他の大手キャリアに構築した経済圏を侵食されずに済む方法は、自社で本格的なモバイルを持ち、デバイスでサービス群を囲い込むのが得策だと判断したわけです。

ところが、楽天モバイルは契約者を増やすのに苦労することになります。今さら、大手キャリアから乗り換える必要性が消費者には無かったという点と、大手キャリアとは明確に違う特徴を打ち出すことが出来なかったのが要因だと言われています。

基地局を作る資金源は社債の発行です。社債には償還期限があります。その償還期限というのが2024年・2025年に大きくのしかかってくるという状態です。

楽天のミッションは3つ、楽天経済圏を守る・モバイルの会員を増やす・償還資金を確保するです。

今回のニュースはこのミッションのうち1つ目と3つ目に大きくかかわってきます。というのも、楽天経済圏の土台は楽天市場と楽天カードです。カードで買い物をするとポイントが付きます。楽天市場で楽天カードを使うと、もっとポイントがたまります。これが楽天経済圏の肝です。楽天の会員を増やすことができ、楽天がここまで大きくなったのは、楽天カードと楽天市場の相性がめちゃくちゃ良かったからで、ここだけは何としても死守したいがために、今までは楽天銀行の売却や楽天モバイル会員の増加をどぶ板営業するなどして、資金を作ってきたわけです。

楽天は、保有資産の売却などで償還資金を確保したいわけですが、楽天カードと楽天市場だけは売りに出したくないという状況でした。その楽天カードの一部が、とうとう今回売りに出されたという、今回はそんなニュースになります。

みずほ側の思惑としては、もともと銀行ですから金融系の事業を買収出来るだけで御の字だと言えます。楽天はネットバンク業界でもかなりのシェアを持っていますから、単純な拡大という観点だけでも十分にメリットがある。そんな状態です。

楽天としては、グループで5兆円くらいの価値がありますので、うまく利用すれば1兆円くらいの資金調達が見込めます。償還資金の確保の目処は立っていると、過去に三木谷さんが言っているのと併せて考えると、楽天はこのピンチを乗り越えることが出来るのではないかと思っています。

ただ、本当のところを言えば楽天カードは自社でホールドしておきたかったのではないかと思います。先ほども書きましたが、楽天経済圏の肝は間違いなくカードです。QRコード決済が当たり前になってきましたが、まだまだクレジットカードを使う世代は沢山います。ポイント発行もカードが主体で行われているので、ここに外部の資本が注入されてしまうと、今までのように楽天側が自分の意志でポイントのルールを決めるのが少しだけ難しくなってきます。

それでもみずほとの話し合いに合意したということですから、もしかしたら楽天の中では、少しの不安要素が残っているのかもしれないというのが、記事を読んだ僕の感想です。

とはいえ、楽天がモバイル事業を辞めたとしても、楽天が倒産するなんてことはあり得ないと当時から思っていましたので、現状はちょっとずつ良い方向に進んでいるのだろうなと思っています。

今後楽天がどのような展開を見せてくれるのか?また、大手3キャリアがどのような動きを取るのか?みずほ銀行は何を狙っているのか?

とにかくトピックスが沢山あって、すごく目が離せない状況です。

引き続き動向を追いかけて、改めて記事にしていこうと思います。

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?