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【楽曲感想文】黒夢「ゲルニカ」

こんばんは!
全てを捧げようあの影へ。小栗義樹です。

本日は楽曲感想文を書かせて頂きます。僕が好きな音楽、聞いた曲を題材に、感想文を書く試みです。この感想文を通して題材となった曲を聞いてもらえたら嬉しいなと思います。

本日の題材はコチラ
黒夢「ゲルニカ」
です。

2013年に発売された、黒夢の16枚目のシングル曲となっています。I HATE YOUR POPSTAR LIFEというシングルとの同時発売作品です。

2025年2月の黒夢復活を記念して、9月中旬から黒夢絡みの楽曲感想文を書き続けてきましたが、黒夢を題材として取り扱うのはいったん今週で最後になります。

来月からはLUNA SEAとGLAYを題材にしていく予定です。あと、VOWWOWもライブがあるので、着手していきたいなといったところ。2025年はスーパーバンドのライブが目白押しなのです。

さて、そんなひとまずの最後を迎えるにふさわしい1曲は何かと考えたのですが、3択で悩み、最終的にゲルニカを取り上げる事にしました。

ちなみに悩んだ3択は「少年」「MARIA」「ゲルニカ」です。

どれもターニングポイントと呼ぶにふさわしい曲です。2025年のライブのタイトルがCORKSCREW A GO GO!ですから、少年やMARIAあたりでビシッと締めるというのも1つ視野に入れていたのですが、曲を通して黒夢の話をするとした以上、ここはゲルニカにしようと思います。

ゲルニカは、個人的には黒夢の最高傑作だと思っている曲です。理由は、黒夢という現象そのものを表すことに成功した曲だと思うからです。

2009年の復活&解散ライブで、最後にLike A Angelを歌うのですが、間奏で清春さんが「今を楽しんで生きてください」という言葉を叫ぶシーンがあります。ほとんどMCを挟まず、ひたすら曲を演奏し続けた黒夢ライブの中で、ほとんど唯一と言ってよいMCがこの言葉です。

ゲルニカは、この2009年のライブで行われたほぼ唯一のMCを題材にした曲なのではないかと僕は思っています。清春さんがライブの中で自然と湧き上がってきた言葉が「今を楽しんで生きてください」だったのだと思うんです。そしてそれは、あの時発信すべき黒夢の命題だったのではないかと思っています。

この曲を聴いていると、09年の復活&解散ライブと10年代の活動の中で黒夢が見た景色・頭の中で思い描いた事柄を確かめることが出来たようなそんな気分になります。

現時点での最新の黒夢がこの1曲に詰まっているのは間違いないです。それは、過去の黒夢を超えて、どうなる分からない未来も捨てて、今を目いっぱい生きる事に専念しようという清春さんの現時点での思想の答えの1つだったのではないかと思います。

この1曲に過去の黒夢のすべてが詰まっています。あの時、今を楽しんで生きてほしいと言った黒夢は、もうすでに過去の黒夢です。

今の黒夢が次に見せてくれる希望のゲルニカは一体どのようなものなのか?

答えは2025年2月のライブにあると思います。

予習と復習を兼ねて、ゲルニカを聞いてみてほしいです。ここには今我々が知っている黒夢のすべてが内包されています。

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!

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