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32歳がフリーターに転職した話②

前回の続きです。
数年前に記事にしたものですが、また状況が変わったので更新しようと思います。

ということで、なんやかんやで色々なことがあり嫌気がさしてしまった僕は、32歳にしてフリーターになることにしました。

当時の心境


独身男性の30代がフリーターになるということはちょっとした勇気が必要でした。
周りはほとんど正社員になって家を買ったり、家族を持ったりしていたわけで。
そこと比べると30代でフリーターってどうなのかなって思いました。
ただ、社員として働くというのは少し重荷でもありました。
責任だったり、逃げられない部分が多くなるというのは仕事をするという上では当たり前ですが当時のメンタルでは耐えられない状態でした。

しかし無収入というわけにも行かず、かと言って簡単に戻れる建築の仕事をするかといえば全くその気持ちにはなりませんでした。

そこで多分、世の中の人が全員ぶつかる「働くってなんだろう」っていうのを考えさせられるわけです。
いや、多分ずっと考えていたんです。
その繰り返し、試行錯誤のなかで結論として

人間関係と仕事内容、つまりは好きな仕事なのか

というのが自分の中で優先すべきことなんだろうと思いました。
実はこれって経験があったんです。

それは学生の時にしていてフリーターになっても続けていたアルバイトなんですよね。
そこには、この2つが揃っていたんです。
だから、何をしても何か不満だったり物足りなさを感じていたように思います。

そして、この人間関係とか仕事内容とかって働いてみないと分からん。。
そう思うとアルバイトを転々として探してみよう。
開き直ろう。というような頭になりました。
少し闇が晴れた気持ちではあったと思います。

そして、おっさんはアルバイトを始める


そこからはアルバイトを探す日々。
というほどでもなく、3週間程度でアルバイトを始めました。
最低賃金ではありましたが興味のある業界でしたし、この年齢で雇ってくれるなら万歳でした。

面接で聞かれたのは

この収入で大丈夫か?
シフトは波があるから安定しないかも

というような感じでしたが、貯金もあるしとりあえず働きたいですというふう伝えました。

かなり年下に教わることになると思うけど大丈夫か?

これって、僕は全く抵抗なかった。
学生の時、逆の立場だったことが多く年上の後輩何人かに聞いたとき

仕事を教わる立場なので年齢は関係ない。

という風に言っていたのを覚えていたので。
すごい当時はありがたかったです。

ちなみに僕は年齢が上の人には後輩でも敬語を使うし、年下の先輩でも敬語を使うことにしています。

この面接が終わって返事が言われていた期限より遅かったので落ちたかなと思っていたのですが採用の連絡が入り無事にアルバイトを始めることになりました。

年齢と経験で何とかなる

アルバイトを始めてみて思ったのが、とりあえず若い人多いなと。
もちろん、年上のベテランや年齢近い人もいたけど。

気まずい、、というのは無かったですね。
開き直ると視界も開けるといいますか。
30代でフリーターなんてたくさんいるし。
何なら面白く思いました。
僕は年上ばっかりと働くことが多かったので。

人見知りな自分には好きな業界というところで話が合う人がたくさんいたので助かりました。

僕が30代で逆に良かったというのは、離れている分丁重に扱ってくれる。
社会経験がある点で、すぐ頼ってくれる。

これは今まであまりなかった経験です。
年齢って大きいなって思いました。

そして仕事には薄く広くやってきた経験が活きることになりました。

現場系のアルバイトなんですが、「現場」というワードでいうと建築の仕事で死ぬほどやってきたので業界は違えど活かせる点が多かったです。

この辺は別途、記事にしたいと思います。

とりあえず、今まで積みかさねた年齢と経験は無駄ではなかったということです。

良いスタートダッシュ、しかし


アルバイトとはいえ、数か月で手ごたえもあり人間関係も問題なし。
仕事内容も興味があることばかりだったので楽しい。

フリーター決心の一発目で良い職場に巡り合いました。

そしてコロナがやってくるのです。。

③に続きます。

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