What is ”GAP YEAR"??①~ギャップイヤーについて~
はじめに
昨年に引き続き、今年もギャップイヤーについての講演をさせていただきました。
昨年度は「休学中のリアル」を伝えるような内容であったのに対し、今年度は、休学、さらには就活を終えた立場で「ギャップイヤーのリアル」と「休学後の就活」について講演させていただきました。
講演を受けてくださった学生をはじめ、「ぜひ見てみたい」とのお声をたくさん寄せていただいたので、実際に使用したスライドを用いて、今回の内容をお伝えできればと思い、記事を作成いたしました。
Instagramでは動画での実際の内容を少し編集して投稿しています。
ぜひそちらでも、リアルな僕たちの講演の雰囲気を感じていただければ幸いです。では実際に話を聞いているような感覚で、ラフにお楽しみください(笑)
本題の前に
川口:改めまして、川口裕登です!
高倉:高倉遥輝です、よろしくお願いします!
川口:えーと、僕たちはさっき紹介にもあったように昨年休学をしていたので実は大学5年目になるんです(笑) 今年もこのような機会を頂くことができたので、今日は「休学」についてお話していこうと思います!
今日の話のメインはやっぱり「休学」がメインになるのですが、この中で「私には休学は関係ないよ」っていう子も絶対おると思う。でも、就職・留学・教職など誰かしらのこれからに活きるような内容を準備してきました。
同じ関大生として、同じ大学生として、少しでも自分のために何か役立てていただければなと思います!僕たちの好きな音楽もかけながらお話しさせていただくので、ラフに、楽しく聞いていただければと思います!
高倉:僕からも一つ。今回「休学」の話をさせていただくんやけど、休学が正解だとは一切思っていません。あくまでも一つの選択肢として、そんなに怖いものじゃないんだよっていうことを知ってほしいなって思っています!
川口:よし、では始めていくのですが、もう既にたくさん話してしまって、聞くのも疲れてくると思うので、このワークをやってみましょう!
今、「自分が好きなモノ・好きなこと」について考えてみてほしいです!
では、どうぞ!!
高倉:このワークを考えながら、自分達も考えてみてました。
こんなことを考えるのって、小学校の時の自己紹介用紙みたいな時以来じゃないかなって思って(笑)
なんか簡単で当たり前のことなはずだけど、こうした簡単なことを深く考える機会って、大人になるにつれて少なくなるなって感じていて。
だからこそ、今回はあえてこのようなワークを取り入れました。
川口:だいたいみんな書けたかな??
この、「自分の好きなモノ・好きなこと」ってこれからの人生の選択の際に、一番の大きな武器になってくれるモノなんじゃないかなって僕は思います。これについて知っているか、知っていないかってすごく大きい。
例えば、これから就活を迎える場合、自己分析ってよく聞くと思うんやけど、まさにこれが大事になってきます。
だから、今回のこの5分くらいだけではなくて、暇な時間とか、ゆっくり時間が取れるときに、自分と向き合うきっかけにしてほしいなってところです。
・今日の授業でしたいこと
高倉:今回このワークをさせてもらった理由を再度説明させていただくと、僕たちがこの授業でしたいことは2つあります。
まず1つ目は、「自分の当たり前を見つめ直す」ことです。
僕たち大学生、こうして20数年間生きてきた訳ですが、気づけば「自分の当たり前」は勝手に出来上がってしまっている。それが悪いことではないけれど、色んな当たり前を知っておいた方が選択肢は広がると思っています。
だから、「休学」っていう少しアウトローな話を通じて、「当たり前」って何だろうって考えていただきたいです!
そしてもう1つは、「自分について知る」ことです。
さっきのワークも然り、自分について考える機会って意外と少ない。今回の授業を通じて、「自分」を少しでも知って、理解して、より良い選択ができる土台を作ってほしいなって思います!
1.Who are We
川口:では本題に入って、改めて自己紹介からさせていただきます!
・自己紹介とタイムライン(川口)
川口:関西大学人間健康学部のスポーツコース、小室ゼミに所属しています。
ざっくりとした、タイムラインを説明すると、
そんな大学生活を送っていました!(笑)
・自己紹介とタイムライン(高倉)
高倉:趣味は散歩と読書と野球とビールということですが、疲れ具合でどれを選択するかが変わってきます(笑)
最上級に疲れている時は、「ビール→就寝」という最高の流れで、自分を甘やかしますね。
こんな感じの大学生活を送っていて、現在5回生を迎える学生として、2人で「様々な休学ライフ」を伝えるギャップイヤーBrothersでの活動を行っています。
では、自己紹介はこの辺りにして、さっそく休学、ギャップイヤーについてお話していこうと思います!
2.ギャップイヤーとは
高倉:では、まずギャップイヤーとは何かというところでスライドにもある通り、「自ら作り出す空白の期間」のことを指します。
例えば高校卒業後、あえて大学に進学せず、自由な時間を作ってみたり、僕たちのように大学在学中に、休学をしたりなど、様々な形があります。
休学中の費用は大学によって異なります。
また日本以外の国、主にヨーロッパの国では、ギャップイヤーを取ることが当たり前のところもあるそうです。
それぞれの「当たり前」って異なるからこそ、このギャップイヤーの話を通じて、自分の当たり前を見つめ直す機会にしていただければと思っています!
川口:少し面白かったのが、僕たちがインタビューした人の中で、デンマークの学生の子がいました。その子の話によるとデンマークでは30歳まで学生なのが当たり前って人もいるらしいです。
逆に「日本の学生はギャップイヤーを取らないの??」って言われたくらいで(笑)
だから、今の自分達の「当たり前」って本当に当たり前なのかな?って考える機会がありました。
・ギャップイヤーのタイミング
高倉:そして、先ほどの話の続きでギャップイヤーのタイミングって様々で、本来の意味では高校卒業後にギャップイヤーを取るのが、海外での主流見たいです。
例えば、デンマークでは、休学したときに行くための学校みたいな「フォルケホイスコーレ」っていうものがあったりします。
川口:また海外の大学は秋入学が主流なので、高校卒業後から入学までの間にギャップイヤーをするみたいです。
やっぱり高校生の時点で、行きたい学部、学びたいことなどってなかなかわからないですよね。そこでギャップイヤーを取って、いろんな経験を積んで、本当に行きたい大学、学部を選ぶそうです。
高倉:海外だけではなくて、日本の大学でも少しずつギャップイヤーを取りやすくするシステムも出てき始めているそうです。
・ギャップイヤーのデメリット
川口:さて、ギャップイヤーのことについて考えてみた時に、不安に思う人が大半だと思います。でも、ただただ不安に思うのではなくて、メリット・デメリットを比較して考えて、ギャップイヤーについて理解をしてほしいなって思います。
デメリットに関しては3つ挙げました。
まず1つめに、心理的デメリット。
周りと1年ないしは、2年遅れることで、同期の友達が先に卒業してしまう。友達が社会人で働き始めて、友達が大学からいなくなってしまうと寂しい気持ちはあります(笑)
1人の時間があまり得意でない人はより心理的デメリットを感じやすいかもしれません。
あとはやっぱりギャップイヤーを選択した人が周りに少ないと、理解が得られにくいっていうところもあります。特に大人たちがいる場で休学の話をしても通じにくい時があったり…
2つめは金銭的デメリット。
さっきの話にもあったように、休学する際には休学費用が掛かります。それぞれの大学にもよりますが、年間で10~20万円ほどが相場です。家庭の事情等で早く働いてほしいなど、金銭的なデメリットが発生する場合もあります。でも、自分でアルバイトで稼いで、費用を賄ったりなど工夫次第で何とかもできます。
3つめは、就活的デメリット。
これは後半で特に焦点を当てて、お話ししますが、就活において休学の選択をとった人たちが少ないからこそ、「休学中に何していたの?」、「なんで休学したの?」と理由を求められることが実際しんどかった経験があります。
あとは、入社後、年下の子たちと一緒に働くことになるので、そこをデメリットに感じる人も中にはいるかもしれません。
こんな感じで、ざっくりと3つデメリットを挙げてみました。
・ギャップイヤーのメリット
川口:では反対にメリットで言うと、総じて「自由な期間が生まれる」っていうことが一番大きいのかなと感じます。
自由な時間で何するの??ってところで、
例えば、趣味に没頭する、肩書や資格など自分の武器を手にするなど、何でも好きなことに時間を割けるっていうことが一番のメリットだと思います。
また、コンテンツ力っていうのもメリットに挙げられます。
さっきも言ったように、ギャップイヤーを選択する人が少ないからこそ、興味を持ってもらいやすい。デメリットにもなるけれど、人を引き付けるメリットになる場合もあります。
あとは就活的メリット。
同期の子たちが先に就活を経験して、入社することで、友達から就活や仕事の話を聞くことができる。それを知ったうえで就活ができるのは大きなメリットだと思います。
高倉:最後の就活的メリットに関して言うと、ちょうど今の11月ごろって学生だと冬のインターンが始まる時期。社会人だと、1年目でいきなり会社を辞める人も出てくる時期でもあるんです。
なんで辞めたのかを聞くことができたり、もしくは起業を考える子もいたり、先に社会に出た人たちの話を身近に知れることは、大きなメリットだと考えています。
では、ギャップイヤーに関しての基礎知識のお話しはこれくらいにして、次は実際の僕たちのギャップイヤーについて、お話ししていこうと思います!
第二弾は、「What is “GAPYEAR”??②〜僕たちのギャップイヤー〜」です!