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#歴史快道を自転車で往く

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高校生の時に挑戦した自転車旅が その後の自分に何をもたらしたのか 分からないままに大人になった。 ただ何度失敗しても 未知の世界に挑もうとする気力が 湧き上がるのは その時に培…
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#中山道

歴史快道を自転車で往く#05  中山道_ 愛知川宿〜武佐宿〜守山宿〜草津宿篇

歴史快道を自転車で往く#05 中山道_ 愛知川宿〜武佐宿〜守山宿〜草津宿篇

前回もお話ししたが、自宅から続きの場所まで電車で移動するのに時間がかかってしまうので、長期休暇を利用して、一気に【草津宿】まで走破することにしました。

■“あいち”ではなく“えち”
ということで、五箇荘近辺で自転車を車から降ろしてスタート!新幹線の高架と並走するように西へ西へと進んでいきます。すると【愛知川宿】の文字を見かけるようになってきました。この辺りにお住まいの方は「えちがわ」と読むのです

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歴史快道を自転車で往く#04  中山道_ 番場宿〜鳥居本宿〜高宮宿篇

歴史快道を自転車で往く#04 中山道_ 番場宿〜鳥居本宿〜高宮宿篇

毎週末に、嬉々として出かける旦那に、最初は何が面白いのか分からないと言っていたカミさんが興味を持ったらしく、同行を申し出てきました。

おぉそう来たか!他人がやってることが気になるのは人の性。よしよし、それなら連れて行ってやるよと、彼女を運転手にして、前回行った醒井宿まで向かいました。

「へぇこんなところがあるなんて」
そうだろ?見てみたくなるだろ?したり顔で彼女の顔を覗き込んだ。これで協力者を

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歴史快道を自転車で往く#03  中山道_ 関ヶ原宿〜今須宿〜柏原宿〜醒井宿篇

歴史快道を自転車で往く#03 中山道_ 関ヶ原宿〜今須宿〜柏原宿〜醒井宿篇

前回からの続き。
【関ヶ原宿】を抜けて、【今須宿】へ向かいます。

私は石田三成が好きです。好きという言葉は語弊があるかも知れませんが、徳川家康という大大名に、豊臣家への大義だけで果敢に戦いに挑んだ姿に心を寄せたくなります。明智光秀にも同じような向き合い方をしています。

何かを得るというより何かを失うというのは、人の生き方に通じると思うから。何年か生きながらえて、何が遺せるというのでしょうか。確

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歴史快道を自転車で往く#02  中山道_ 垂井宿〜関ヶ原宿篇

歴史快道を自転車で往く#02 中山道_ 垂井宿〜関ヶ原宿篇

前回は垂井駅まで走ったので、JR鵜沼駅まで自走。そこから輪行して高山線に乗り込み、岐阜駅から東海道線に乗り換えて垂井駅に戻って再スタート!

前回の旅で思ったは、高校1年生の時に衝動に駆られた“旅に出たい”という思いを、何故、一度きりの自転車旅で終わらせてしまったのかということ。暗闇の中をただひたすらに自転車を漕いで西へ進み、琵琶湖の風景を眺めて、ようやくここまで来たのだという感慨に浸ったはずなの

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歴史快道を自転車で往く#01  中山道_ 鵜沼宿〜加納宿〜河渡宿〜美江寺宿〜赤坂宿篇

歴史快道を自転車で往く#01 中山道_ 鵜沼宿〜加納宿〜河渡宿〜美江寺宿〜赤坂宿篇

やるべきことは
自転車で中山道や東海道など
歴史的な道をたどりながら
気持ちよく快適に走り抜けること。
と決めたので“歴史快道”と名付けましたが
何処から、どう行くべきか悩みました。

まあ、最初から飛ばして、辛くなって辞めてしまうくらいなら、身近なところから始めるのが肝要と、自分に言い聞かせました。

■中山道から西へ、京都へ
ということで、まずは近隣で中山道の宿場町のある【鵜沼宿】を基点に西に

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歴史快道を自転車で往く#00  プロローグ

歴史快道を自転車で往く#00 プロローグ

コロナ感染が拡大し始めた頃
ずっと家に引きこもっているわけにもいかず
何かしたいと思って考えたのが

自転車で中山道や東海道など
歴史的な街道を自転車で走破すること。

高校生の頃
自転車で県境越えに挑戦していたこともあり
脚力には自信がありましたが
いかんせん
あれから相当な年月が過ぎており
家族からの勧めもあって
電動アシスト自転車を購入して
始めることにしました。

週末を使って行くので

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