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絵本『ふゆめがっしょうだん』寒くても外遊びに出掛けよう
『ふゆめがっしょうだん』
文:長 新太
写真:冨成 忠夫、茂木 透
出版社:福音館書店(かがくのとも傑作集)
<解説>
「みんなは みんなは きのめだよ」と合唱団が歌います。春を待ちわびるように「パッパッパッパッ」と、木の芽たちが個性的な顔で歌います。冬の公園や雑木林で、木の芽を見てみると動物や帽子をかぶった子どもの顔のように見えます。目や口に見えるところは、おにぐるみ、えのき、ねむのき、くわなどの落葉した葉の柄がついていた跡です。木の芽の冬姿を拡大して撮影した愉快な写真絵本です。
寒い季節はどうしも家の中に籠りがちになりますね。
私も寒くて風が吹く日の外出は億劫に感じます。
でも冬だからこその遊びや発見があって、寒くても天気の日は子どもたちと一緒にお出掛けしてみると良いと思います。
子どもたちが幼い頃、この絵本『ふゆめがっしょうだん』を図書館で借りたことがきっけで、近くの公園に出掛けて同じ木の芽を探したことがありました。
なかなか見つからなくて、残念とガッカリするかと思いきや、子どもたちは絵本に載っていない木の芽を見つけて大喜び。
この時感じたのは、子どもたちは遊びの天才だということ。
私は寒くて早く帰りたかったのですが、公園の中を走り回っている子どもたちは暑がって上着を脱いでしまうほど。
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キャプションに樹木の名前を入力しました。
顔のような模様になっている部分は、落葉した葉の柄がついていた跡で、木の種類によって同じ顔になっているそうです。
目鼻口の模様になっているのは、葉に養分を送っていた管の断面。
どれもニコニコ笑顔で、どこか宇宙人のようにも見えますね。
冬芽のひとつひとつに長新太さんの短い言葉が添えられていて、幼い子どもでも十分に楽しめる絵本になっています。