現代社会とドライマウス
ドライマウスの原因
ドライマウスの原因として、
①唾液が蒸発してしまう(保てない)
②唾液の分泌量減少
この2つに大分されます。
①唾液の蒸発
唾液が蒸発してしまう原因は、主に口呼吸により
唾液が口腔内に保てない状態で、
口呼吸は
・口周りの筋肉が衰えること
・姿勢が崩れていること
などが原因として挙げられます。
「風船を膨らませない」
「口笛が吹けない」人は、口周りの筋肉が
衰えている可能性があります。
口を閉じる筋肉の衰えから、
口を閉じた状態をキープできず、
口呼吸となってしまいます。
また、デスクワーク中心の現代社会では、
座っている姿勢が崩れている人はとても多く
このように猫背で仕事に励んだり、スマホを扱っている時にはむしろ、
良い姿勢の人のほうが、珍しいとすら感じます。
猫背になることで、胸式呼吸になりやすく、
浅い呼吸になることで、酸素を多く取り入れる為に
口呼吸になってしまいます。
また、呼吸の回数が増えることで、交感神経が優位になってしまいます。
②唾液の分泌量減少
唾液の分泌量が減ってしまう原因としては、
・水分の摂取量が少ない。
・飲酒、喫煙の習慣がある。
・薬の副作用
→鎮痛剤や花粉症の薬(抗ヒスタミン薬)など、副作用に「口渇」とあるもの。
・更年期障害
→唾液の分泌量は女性ホルモンの影響を受けているため。
などがありますが、大きな原因として
「交感神経が優位になっている」ことが挙げられます。
唾液には「サラサラな唾液」と「ネバネバな唾液」があり、
緊張したり、ストレスを感じると、「サラサラ唾液」の分泌が少なくなり、
ドライマウスの原因となります。
現代社会は「ストレス社会」とよくいわれますが、
これは「交感神経優位社会」とも言い換えることが出来ます。
デスクワークが中心で、日々ストレスと戦っている
現代社会では、姿勢も崩れ、交感神経も優位になりやすく、
ドライマウスの条件が揃ってしまっています。
ドライマウスの改善には姿勢や自律神経へのアプローチが有効です。
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