「路面電車」
電車に揺られてゆく街は
景色さえがゆったり流れ
ガタゴト車輪の噛む音が
ただ賑わいを振りまいて
乗り合う人の少なさに
絡む視線の照れ臭さ
目のやり場さえ困り果て
ただ意味もなく外眺め
電車に揺られてゆく街の
流れる時間の大人しさ
目的地まではまだまだで
得をするのか損なのか
路面電車はマイペース
己のスタイル貫いて
焦る人々たしなめて
ゆったり気分で進みます
電車に揺られてゆく街は
時代錯誤の趣き纏い
チンチン鳴らす警笛の
余韻ばかりが心に残り―――
電車に揺られてゆく街は
景色さえがゆったり流れ
ガタゴト車輪の噛む音が
ただ賑わいを振りまいて
乗り合う人の少なさに
絡む視線の照れ臭さ
目のやり場さえ困り果て
ただ意味もなく外眺め
電車に揺られてゆく街の
流れる時間の大人しさ
目的地まではまだまだで
得をするのか損なのか
路面電車はマイペース
己のスタイル貫いて
焦る人々たしなめて
ゆったり気分で進みます
電車に揺られてゆく街は
時代錯誤の趣き纏い
チンチン鳴らす警笛の
余韻ばかりが心に残り―――