毎日眺めるもので潜在意識に働きかける
大切な言葉や影響を受けた事象、こうありたいという姿を自分に染み込ませる、という話
昨日の投稿で自室に次男の書初めを飾ってあると書いた。
その書初めの隣には額に入れたポスターが並んでいる。そのポスターはある勉強会で講師が話題にしていたことから影響を受け、購入して数年前から自室の枕元に飾ってある。
アイスバーグ(氷山)をモチーフに海面から見える成功を意味する一角の水面下には数多くの要因が必要という表現で、成功の各要因が英語で表記されているものだ。海外の経営者の間で流行したポスターらしく、自身のマインドセットにと額に入れ眺めるようにしたのである。
他にも自室には心に響いた金言を印刷してはペタペタと貼りまくり、潜在意識に刷り込むようにしている。独身の一人暮らしならおそらく彼女など呼べない気持ち悪い部屋なのだが、今は他人が部屋に入ることはないので好きなように言葉攻めで部屋を埋め尽くしている。
このいささか気持ち悪い習慣は自室だけにとどまらず、スマートフォンの壁紙にも思い返したい言葉を設定しているのである。
どちらもあらためて凝視することはなく、もはや風景のひとつとなりつつあるので効果のほどは不明だが、せっかく震えた言葉や気づきをその場で揮発させてしまうのはもったいない話だと思うのだ。
その言葉や気づきを得た瞬間は体に電気が走ったはずだし、心が動いたはずなのだ。何度も視界に入れて潜在意識に染み込ませることで数パーセントは自身のマインドに落とし込めている気がする。
私自身、性格が単細胞なため、これらの行為でまわりの環境を固めてしまうことでポジティブでいられるほどおめでたい体質なのだが、逆にマイナスに作用する事象や言葉は視界に入れないか、すぐに忘れるようにしている。よく言えば素直なのでいつまでもマイナスなことを近くに置いておくと気持ちが引っ張られてしまうようなのだ。
無意識や不意に飛び込んでくるトラブルや悲観的な出来事は仕方がないが、自らコントロールできる範囲の五感に携わる感性は気持ちが上向きになるようにセッティングしたいものだ。
例え辛い出来事が降りかかってもそれらの言葉や気づきの数々が引き上げてくれる。やせ我慢と言えばそうかもしれないが、ネガティブをポジティブなマインドでとっちめる、包んで昇華してしまう、といったところだろうか。
そのためにも日々、自身を鼓舞するような力強い言葉を集めるのは長い目で見ても効果があるのだと勝手に思い込んでいる。
人に見られたら引かれてしまうような行為でも、自分の人生が上向きになるのならそれはそれでいいと思うのだ。そしてそれらの行為が成果を生み出せば気持ち悪い行為もアイスバーグの水面下に沈む大きな氷の塊と定義できるのだから。
言葉の集積が自身の行動を変える。気持ちが動いたとき、その言葉は自身を動かす原動力になる。