【現実直視!】見たくないものを受け入れるからスタートできる
ここ1年ほど商売がうまくいっていない。
10年前のような倒産がチラつくほど深刻ではないが、掲げている目標にかすりもしないレベルだ。
目標が高すぎるのか?いやいやそんなことはない。長期的な目標こそ背伸びをしている自負はあるが、短期的な目標はわりと現実的でほどよい負荷がかかる程度と考えている。
そのあとちょっとに届きそうな気がしないのだ。
むしろ月によっては赤字すら出してしまう。何のために色々と試行錯誤しているかときどきわからなくなるが、まずは現在地がまったくイケてないという現実を受け止めよう。
商売をしていると、マズい状況を自覚しているにもかかわらず現実逃避から見なかったことにしてしまっている会社を見かける。
「景気が良くなれば」「もう少し気合いを入れれば」と無理に鼓舞するが、景気は良くならないし、気合いはお金を運んできてはくれない。
まずは現状で何が起こっているかをしっかりと確認する。
売上げが下がっているのか、利益率が薄いのか、案件数が足りないのか、自分の報酬が高いのか、設備投資しすぎたのか・・・・。
不振の理由など挙げればきりがないし、会社によって様々だろう。
これだけやれば会社は儲かる、のような魔法の必勝法なんてあるわけもないので、見たくなくとも現実は直視するにかぎるのだ。
魔法の必勝法こそ世の中には存在しないが、現実を直視さえできれば助かる方法はみつかる。
病気と同じで商売もいかに悪い症状を早期発見できるかがカギである。
そう考えるとわたしは1年以上この病魔と闘っていることになるが、早期発見はゴールではなく、これから続く長い闘病生活の入口と覚悟した方がいい。
その覚悟がこわいから現実を見ない、という人もいるだろうが、蓋をしてしまったがゆえに気がついたら手の施しようがない結末の方がこわいとは思わないだろうか?
10年前に直視した症状とはまた違う病魔だが、一度克服した経験が気持ちを奮い立たせてくれる。うまくいかない自分を認めて少しでも前進を心掛けよう。