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【スイッチ】人生に本腰を入れるきっかけ

仕事において、真剣にならざるを得ない瞬間は人それぞれ。理由は何でもいいが、そのスイッチは自分で押すべし、という話

先日の工事での立ち合いの際、いつもお世話になっている業者に新しく入った若者と世間話をしていた。

半年前に入社したという若い職人の年齢はなんと19歳。

以前は父親が経営している土木関係の会社で働いていたそうなのだが、訳あって転職したという。



見るからにヤンチャそうな彼であったが、半年にしてはテキパキと仕事をこなし、まわりの先輩からも一目置かれていた。

先輩によるとこの一ヶ月で意識が変わり、誰よりも朝早く出社してはその日の準備を粛々とこなしている姿勢は感心そのもの。

先輩にほめられてうれしそうにしていた彼はこんな意識の変化を語ってくれた。



「元々自分の親の会社にいたんですが、どうも甘えが出ちゃうので転職することにしました」

「去年結婚して、先月カミさんが妊娠したことがわかったので気合い入れて働かなきゃと思っただけですよ」



そう軽く話す彼だが、まだ19歳の遊びたい盛りの年齢だ。

結婚も一般的な若者よりだいぶ早いが、奥様の妊娠を機に自分の人生に喝を入れる姿勢はヤンチャだったからという理由だけではないと思うのだ。



人生においていわゆる「やる気スイッチ」を入れる場面は多々あると思う。

受験、恋愛の失敗、借金、結婚など人によって様々だが、わたしはどのタイミングでスイッチを自分で入れるかが重要だと考えている。

スイッチは自発的に入れるものだが、それが状況や環境によるものであっても、活動が「やらされている」という自分以外の理由であるうちはスイッチに手をかけることもないだろう。



達成したい目標がある、崖っぷちの状況、守りたい存在の為、などそれらはスイッチとともに強烈なエネルギーとなり駆動力となる。

その駆動力がどこまで維持できるかはわからないが、大抵の場合現状を脱するには十分だと思うのだ。



冒頭の彼のスイッチは家族と連動している。家族の成長とともにやる気は強化されるだろうと思うと将来が楽しみだ。

やる気スイッチは発動させる理由をみつけ、自分で押すべし


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