【よそ見禁止!】商売の下心は仇となる。得意分野で全振りしていけ!
今回は自戒を込めての投稿。
先日、ご近所のお客様からどうしても、ということでお請けした仕事があった。正直、現在の事業とは少し外れた内容ではあったが、あまりの熱意に承諾してしまった。
結果的に仕事自体はうまくいったし、お客様には喜んでもらえた。だが、何をもって自戒を込めるのかといえば、「専門外の分野に手を出すとものすごく手間を取る」という点だ。
売上げになったんだからいいじゃないか、ということではない。その一つの仕事にかける労力を考えると、やはり手を出すべきではなかったと反省するのだ。
専門分野ではないがゆえに、情報を一からアプデして、不明な点はメーカーに確認。この間のバタついた行動は、その他の仕事にも影響した。
必要以上に認知が奪われ、メインの仕事に集中できず、あわや大きなミスにつながるところであった。
専門外のことを学び直して勉強になった、と思わなくもないが、今後その分野を取り入れることはないので、その情報を入れるくらいなら、メインの分野で労力を使った方が成果は見込める。
今回の行動は、軽自動車を生産しているラインで1台だけ特別にスポーツカーを生産するようなもの。
車のノウハウは理解しているが、仕入れる情報や部品が違うため、生産はできなくはないがその労力を想像しただけでフツーの経営者ならNGを出すだろう。
ある程度大きな会社であれば誰かに任せてしまう、という手もあるだろうが、小さい会社は人材という資源が乏しい分、強みに集中した方がいい。
小さい会社にもかかわらず、風呂敷大きくひろげて「あれもこれもできますよ」というスタンスを売りにするケースがよくあるが(数年前までの弊社もそうだった)リソースを考えると、それを維持する労力は見合わないし、中途半端になってしまうゆえ、強みにはなり得ないのだ。
頭ではわかっていたが、今回は身をもって感じた次第。やっぱり専門外は潔く断ろうと心に誓ったのだ。