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【初心にかえれ!】疾風に勁草を知る

商売において、ときおり初心にかえり気を引き締め直すことは重要。振り返らず歩んでいくと余計な澱が付着するもの、という話

今日は仕事納めだが、簡単な会社の整理をしておしまい。

今月に分散して大掃除を実行したおかげで余裕があるのがうれしい。

今年は商売を引き継いで丁度10年という節目であったが、引き継いだ当時からすれば成長こそしてるが満足はしていないというが現況だ。



ただ、思い起こされるのは10年前。

会社は多額の負債を負い、売上げも低迷。そのうえ取引先に夜逃げされたり、相次いでダマされたりと散々な状態で引き継いだのだ。



気合いを入れるうえで年末に取り掛かったのが会社の整理。

事務処理の整理からはじまり、大掃除の枠を超えた改装に近いことをはじめてしまい、気がつけば夜通し徹夜で作業場の壁を真っ白に塗装をしていた。

明るくなった作業場の壁を眺め、疲労困憊でビールを一缶だけ飲み、「必ず立て直しやる」と静かに誓いの火を灯したことを思い出す。



そこから10年、なんとか誓いは果たしたが、当時のような純粋なハングリー精神のようなものが薄れ、余計な澱のような不純物が付着している気がしている。

そのせいか、最近の商売では余裕が慢心を生み、その慢心がどことなく不調を助長させている。



たかが10年で気持ちが腐るものかと痛感しているが、作業場を塗りつぶした真っ白な壁のような純粋な気持ちが薄れてしまったことが悔やまれる。

そんな体たらくを感じてこの数ヵ月は気を引き締め直している。初心にかえる意味でも、あらためて商売に真剣に向き合うつもりだ。



来年はその気持ちを持続させ、成果をもぎ取りたい。

厳しい環境下において、かえってパフォーマンスを上げる反脆弱性の性質のようにnoteのタイトルである「疾風に勁草を知る」精神で強い意志を初心にかえって取り戻す所存だ。

振り返ることで自身の慢心に気がつく。ネジは時折り巻き直すことで正確さを取り戻す