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【消耗するな】「楽勝」を量産するイメージ、それ以外は断る勇気も
商売において、自社の得意不得意を熟知する。理想は「楽勝」をひたすら量産して積み上げるイメージ、という話
先日久しぶりに仕事を断った。
理由は自社のキャパを超える可能性が大きかったからだ。
かなり大きな案件だったこともあり断る直前まで悩んだが、慎重に考えたところ受けてしまってからの消耗が大きそうということで「辞退」を申し出たのだ。
おそらくどの業界でも大変な仕事に巻き込まれ、不本意に消耗してしまうという状態あるだろう。
決定権のない雇われの身であれば逃げ場のないストレスの渦に突っ込んでいくというなんとも回避しがたい状況であるが、わたしはそうした立場の人であっても「断る」という選択肢があってもいいと思っている。
社会人であればその能力に合わせて適度な負荷がかかるような仕事を任されるのは当たり前だろうが、どう考えても自身の能力をはるかに超えるキャパの仕事がまわってくる可能性はある。
その際に「断る」という選択肢がないこと自体がおかしな話であり、その仕事はできる自信のある人間が請負えばいいだけと思うのだ。
「断る」=「逃げる」と結びつけてしまいがちであるが、真面目な人間ゆえまわりの影響を考慮して自身が条件の厳しい仕事を丸かぶりする必要はない。
その結果精神を削り体調を崩したところでだれも面倒を見てはくれないだろう。だから自分を守るためにもキャパオーバーな仕事は断るようにしよう。
印象が悪くなろうがまわりに迷惑をかけようが潰れてしまうよりよっぽどマシである。
理想は徐々についてきた実力により、楽勝でこなせる仕事を量産することだ。凡事徹底を地でいくように凡庸に見える仕事を非凡なまでにこなしまくり成果を挙げる道である。
わたしは自身の仕事において無謀なチャレンジをしないよう心掛けている。
少し負荷のかかる経験になるような仕事は別だが、あきらかにムリ目な山に挑むような姿勢は自己陶酔としか思えないからだ。
仕事はあくまでも相手への価値提供にある。自己満足のためにあるでのはないかぎり、その判断軸は相手への成果に向いているべきだ。
そういった観点から今回は相手に本格的な迷惑がかかる前にお断りした。ただ反省すべきなのは、もっと前に判断する能力が欠けていた点だ。
今後は選択する軸を強化して不要な期待を相手に持たせないよう気をつけたいところである。
自分のキャパを知り、できる価値提供の範疇で貢献すべし