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距離感とマーケティング
「人と接する時の距離感とマーケティングは一緒」
そう言われてピンとくる方はいるだろうか?
もしそんなの当たり前じゃんという方がいたらすぐこの記事を閉じて、別のやるべきことをやってほしい。
でももしあなたが自分で商品を作ってそれを人に届けていきたいなら是非最後まで目をとおしていただきたい。
僕は約2年前、路上から商売を始めた。
街ゆく人々に声をかけて自分のサービスを売っていた。
初日のことはとてもよく覚えている。
僕は2人の人を怒らせてしまった。
「いきなり近づいてくんじゃねえ!」「勝手に話しかけるな!」という感じで怒鳴られた。
後々考えると当初、僕は人に話しかける際にいきなりグッと近づいていき声をかけていた(自分では近いとは気づいていなかった)
そりゃ誰だって驚くし、パーソナルスペースを侵害されたらそりゃ怒る人もいるのはあたりまえだ。
ところで、今僕はYoutubeの登録者が10万人以上いる方のおかげで🇦🇪にこさせていただいているのだが、今日お会いした際、綺麗な港沿いを歩いているときに「距離が近すぎる」とご指摘をいただいた。
そのかたは僕から見ると頭の回転速度がとても速く、色々な物事をどんどん繋げていくことができる超超尊敬している方なのですが、
距離感のことをご指摘いただいた時、マーケティングも一緒だよといわれた
つまり人と会っていきなり近づくと相手は嫌がるし、なんなら逃げたくなる
それと一緒でいきなり商品のこととかをベラベラ話したら相手に引かれる
逆に距離が遠すぎるとそもそも声が届かないし、つまり商品も届かない
なので相手との距離、会話の状況をみながら関係性を縮めていく
例えば僕は路上では初期の頃の反省を活かして最初は少し距離をおいて挨拶をし、自己紹介。そこからなぜ今これをやっているのか、将来のビジョンを話してサービスを提供していた(路上で時間に余裕がない人もたくさんいたのでサービスを提供しながらビジョンを語ったりもした)
つまり最初に自分たちのことを知ってもらい、なぜやっているか、それをやることでどんな未来があるかを明確にし、フロントエンドを仕掛けていく、そしてフロントエンドを通して距離が近づいたところでバックエンドに繋げていく。
誰かと深い話をするのは大抵の場合、信頼関係が築けてからですよね。
相手の状況をみて徐々に距離を近づけていく。
その導線を全て逆算でつくっていく。
その物語を。
ここまで偉そうに書きましたが、今日距離が近すぎるというご指摘をいただいたということは僕はこのことが全然できていないということです。
だからこれを意識して商品を作っていきたい。
相手の立場に立って考えていく。
自分の中で大きな気づきでした。
以上、ドバイ10日目の気づきでした。