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学芸員の気持ちが切れる時

ネガティブな投稿は、ネガティブなものを引き寄せるので極力しないようにしているのですが、少しは陰の要素もあった方が深みが出るかと思い、今回は学芸員が働いていて「気持ちが切れる時」、つまりその美術館で働く気力が失われる時、という話をしようと思います。

私が、というよりは、周りをみていて感じてきたことです。

大前提として、学芸員は仕事が好きです(もちろん全員が全員ではないですが)。好きなことを仕事にしているから当たり前と言えば当たり前ですね。
だから、激務だから気力が失せる、みたいな例はあまり見聞きしません。なんだかんだ愚痴を言いながらも、むしろ燃えるみたいな人も割といます。

では、どんな時に心が削られるかというと、美術館の意味が見えなくなった時です。

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