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「DXを推進したら、社内の新たなドラマが爆誕した話」
DXのはずが、まさかの展開
DXのはずが、まさかこんなことになるとは思わなかった。
経費申請のリマインドメールを自動化した結果、「提出率が上がるどころか、社員の新たなエンタメが誕生」 してしまったのだ。
「あ、そろそろ第1話来たね」
「今日は第3話か」
「明日、シーズンフィナーレだ」
こんな会話が社内で飛び交っている。…私は一体、何を作ってしまったのだろう?
手作業の方がマシだった説
考えてみたら、こういうことなんです。
以前は手作業でメール送ってた時、
「経理からまた催促来たな...」
って、みんな若干の後ろめたさを感じてたみたいなんです。
でも今は違う。
「あー、例のテンプレメール来たな」
って感じで、人間味のかけらもない扱いを受けてます。
特に悲しいのが、私が頑張って作った 「段階的なリマインド文章」 なんですよ。
✅ 提出2週間前:「そろそろ提出の季節となりました」
✅ 1週間前:「提出期限が近づいております」
✅ 3日前:「期限が迫っております」
✅ 前日:「明日が提出期限となります」
✅ 当日:「本日が提出期限です」
これ、結構考えて作ったんです。
「そろそろ」から始まって、徐々に切迫感が増していくように。
でも今じゃもう、社内で定番の「連続ドラマ」 みたいになってて。
リマインドメールは、もはやエンタメ
「あ、そろそろ第1話来たね」
「今日は第3話か」
「明日、シーズンフィナーレだ」
完全に エンターテインメント化 してるんですよ。
しかも、私の予想を超える 「リマインド攻略法」 をみんな見つけ始めてて。
📌 「3通目のメールが来たら動き出す派」
📌 「最終回だけチェックする派」
…もう、完全に システムの抜け道を研究されちゃってる っていう。
「本当の締切」が社内で誕生
先日なんて、こんな会話を耳にしました。
「リマインドメール来た?」
「まだ2通目だよ」
「あー、じゃまだ大丈夫だね」
いや、それって私の 「段階的な焦らし作戦」 が 逆に余裕を生んでる ってことですよね。
しかも、最終リマインドメールの 数時間後に提出が集中する 現象が発生。
…これ、私の設定した
「最終期限の3時間後に遅延者リストを作成」 っていう仕様が
バレちゃった せいなんです。
だから今や、最終メールから2時間59分後が社内の新たな「本当の締切」 として認識されてるっていう。
結局、人間の知恵が勝つ
考えてみたら、手作業で催促してた頃って、
私も相手の反応見ながら
「この人には今日中に出してもらわないと...」
とか、その場で判断してたんですよね。
でも自動化しちゃったら、もう融通が利かない。
システムと人間の 知恵比べが始まっちゃって、しかも…
人間の方が勝ってるっていう。
これって結局、
📌 「効率化したはずなのに、人間の対応力の方が上回っちゃった」
📌 「システム屋の悲しい現実」
ってやつなのかもしれません。
そして、まさかの最終回
でも、最近ちょっと新しい発見がありました。
先週、システムのメンテナンスで
リマインドメールが1通だけ予定外に送信された んです。
そしたら社内で 大パニック。
「え?今日なにかの締切だっけ?」
「いや、でもこのメール、第2話じゃない?」
「でも第1話来てないよね?」
「スピンオフ?」
…もう、完全にドラマファンの会話みたいになってて。
結局、それ系のメールが来ただけで、みんながソワソワし始めるって、これはこれで私の勝利なのかもしれません。
…と思ったら今日、なぜか大量の経費申請が提出されました。
確認したら、昨日のシステム不具合で
「第3話」が飛んでただけでした。
ドラマファンの皆さん、
予定変更のお詫びは後ほど配信いたします。