明日が来てしまう-ぼくの病休日記(14)
眠ってしまうと明日が来てしまう
今はもう、明日のためにしっかりと眠って元気に明日に備えよう!とは思えない。
眠たいんだけど、眠れない。寝落ちするまでテレビを見続ける生活は続く。テレビの内容もまったく入ってこないからただついているだけ。
それまでは妻と横並びで寝ていたけれど、今はリビングのソファで寝る。妻も気がじゃない。とっても心配してくれている。でも、そんな言葉も受け入れられず。
同僚からも「だいじょうぶ?」「顔色悪いで」と声を掛けられることが増えるが、「ありがとうございます。大変なんですよ!」と強がって笑う僕。心はずっと泣いている。
そんな日々が続いた後のある日、僕は通勤電車を降りてしまう。勤務校までは一時間ほどかかる。最寄り駅が近づくにつれて大量の汗と涙が止まらなくなってしまう。
行かないと。
でも行けない。
「今日一日休んでみよう。リフレッシュしたら明日は行ける。」そう思い。学校へ電話。
「体調が悪いので年休とらせてください。」
申し訳なさからか、たしかに次の日は行ける。
でも、また一日、また一日と繰り返してしまう。