腸活で元気なカラダをつくる−2
腸活で元気なカラダをつくるためには、カラダの冷えと表裏一体の「便秘」を解消することが大切です。
便秘の原因のひとつは「冷え」によって、カラダの機能全体が停滞していることもあります。
その結果血流が滞り、腸の運動が鈍くなるのです。腸の運動には筋力も関係しています。一般的に女性の方が筋力が少ないので、便を押し出す力が弱く、ますます便秘がちに。ストレスが原因で起きる便秘も。内臓の動きをつかさどる自律神経がうまく働かないため、消化吸収、排泄にまで影響を及ぼします。
便秘の状態が続くと、腸に便がたまり、ガスが発生し、血液中に再吸収されて全身を回ります。老廃物などを含んだドロドロ血液は、末端の毛細血管まで行き渡りません。その結果、冷えがさらにひどくなるという悪循環が起こります。
便秘は「ストレス」や「痩せ過ぎ」が原因で、腸のぜん動運動が強くなりすぎて、けいれんが起こります。腸が激しく収縮するため、便が粉々になって出にくくなります。ストレスで腸が緊張する人などに多く見られます。
また、「冷え」「筋力低下」「運動不足」が原因の腸の運動が鈍く大腸の動きが弱っているために、便が腸の中で停滞してしまうタイプ。便がとどまっている間に水分が吸収され、硬くなってしまい、ますます便が出にくくなるという悪順間になる"なまけ腸タイプ"。
また、便のタイミングを逃すことが「生活習慣」や「便意の我慢」が原因になって、便が最後にたどりつく直腸の便が届いている信号が遅い無反応腸タイプなどの3種類の便秘タイプがあります。
また、これらの便秘の原因には、背骨の腰椎の関節(腰椎)詰まりや腰椎ズレなどの歪みも関係しています。
腸は胃と同様にこれらに不調があると、肌色や肌質・肌艶の良し悪しに現れます。
このように腸は肌の美しさにも関係し、健康と美のバロメーターになっているのです。
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