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スマホやパソコンによる首コリ・肩コリ・背中痛・腰痛・脚痛などの不調

現代では子供から老人まで「スマホ」や「パソコン」を使用した経験がないという人は少なくなりました。

そして、その弊害による不調のしくみがだんだんわかるようにもなりました。
首が前に傾くことで頭を支えている背骨のSカーブが深くなり、前首、前肩、猫背、骨盤歪みなど数々の歪みが出てきます。
上半身の頚椎や胸椎が曲がり歪むことで、首が前に出た猫背気味になり上半身の内臓が下がり、ウエストのくびれもなくなると下半身の腰椎も歪んだり詰まったりしがちになります。
一番多い腰痛や椎間板ヘルニア・ギックリ腰・背骨の狭窄症にもなり内臓も下がり、不調に落ち入ってしまいます。

腰痛がほどんどですが、腰だけでなく足も痛む場合は椎間板ヘルニアの可能性があります。
腰痛は全体の約半分を占め、最近では老若男女を問わず誰にでも起こっても不思議ではありません。
痛みの特徴は重苦しく、鈍く、だるいような突っ張った不快感があり、X線で見ても何の変化が見つけられない場合もあります。
これに対して、症状が同じでも腰痛捻挫のように動けなくなるギックリ腰もありますが、レントゲンで骨の状態を正しく把握することが大切です。
原因は椎間板の中にある髄核で軟骨が外に飛び出し、神経の根本が圧迫され痛みを感じます。
咳やくしゃみをしたり、首を前に曲げたりするだけでも激痛がはしります。
足をまっすぐ伸ばしたまま荷物を上に持ち上げていくと、椎間板ヘルニアの場合は20〜30度しか上がらないので区別ができます。
筋肉が発達している肉体労働者よりも、毎日座ってデスクワークをしたり、冷房が効いた車内で運転をする人に多くみられるのも特徴の一つです。

まさか、首曲がりや猫背姿勢が原因になると考えにくいと思いますが、人体の寒冷化が進み冷暖房の過剰使用(快適さを求めて冷暖房に頼りすぎると自律神経の働きが低下してホルモンや体温調節の働きにも影響を与える)で関節詰まりが起きています。
また、ストレスによる血行不良(ストレスを溜め込み過ぎると、心も体も緊張度が高まって、血管が収縮し、肩や頭皮などの体の節々が固くなって血行不良になる)や睡眠不足(夜更かしをしてしまっていったん生体リズムがくずれてしまうと、体温も上がらず午前中は頭がボーッとしている状態になる)や筋肉の減少(車の移動、家事は家電まかせ、運動不足などで筋力が30歳代をピークに低下します。子供の体力低下も深刻で文部科学省調査では、昭和60年から現在まで20年にわたって低下傾向が続いている)や食文化の崩壊(手軽な欧米食やインスタント食品、便利だからと手軽に作れる料理の素を積極的に摂取するようになった時代。カロリーばかりでビタミン、ミネラルなどの必要な栄養素が摂れていない人が増加)や農薬、食品添加物、残留農薬など複合的な人体への影響は計り知れない時代になりました。
また、薬物の過剰使用(様々な症状を緩和するステロイドによる弊害)など、背骨の関節に負荷をかけたり、骨を弱くする条件は益々増えつつあります。
背骨の不調はそのまま放っておいて、痛みを和らげることはできても根本から治療することはできません。
首曲がりや前肩、猫背チェックをしながら生活習慣を振り返り、注意事項を守り、骨や筋肉を正しく育て根気良く努力したいものです。

首コリ、肩コリ、背中コリ、腰痛、脚痛は誰にでも、いつでも起こる可能性があり、いったん起こると、多くの場合長引き、完治は一朝一夕にというわけにいきません。
軽い症状だと安易に考えて、回復が遅れることも少なくありません。
スマホやパソコンの使いすぎによる、首コリ、肩コリ、腰痛、脚痛には
焦らず気長につきあい、負荷がかからず無理のない寝たままのエクササイズやストレッチで筋肉を3日、7日、1ヶ月、3ヶ月を目安に鍛えれば必ず良くなります。
前向きに上手に不調に付き合いたいものです。


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