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「自分」は一生の受け持ち患者さん

 かの有名なあの人の名言。
…と言いたいところですが、私の名言でした。笑


私は看護を学ぶ大学生で、臨地実習をいくつか乗り越えてきています。


夜も眠れぬ実習が、やっとこさ落ち着いたこの頃、

「セルフケアって何だろう?」

と考えていたとき。ふっと思ったんです。

"自分は一生の受け持ち患者さん"

自分で思いついたことですが、なんか妙に納得してしまって、今のところこれをモットーに生きています。
このnoteはそんな私の、心にうつりゆくよしなしごとです。


〈看護実習で学んだ「ケア」の本質〉

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医療現場で、患者さんのケアを行う看護師。
患者さん側から見えるのは、「ハーイこんにちは」と、天使のニコニコ笑顔で訪室して、お薬渡したり包帯を巻く姿ですよね。

でも、これだけでお仕事が終わりだったら、看護学生はこんなに睡眠不足にならないし、看護師があんなにハードワークになるはずがないのです…

その裏で実は、患者さんについて、また患者さんが持っている疾患についてなどなど、必死で情報収集をしています。

分からないことがあれば調べます。エビデンスがちゃんとわかるまで、ひたすらです。

そして、集めた大量の情報をひとつひとつ繋ぎ合わせ、論理的に分析します。そこから、その人の健康や安楽にとって今何が一番大事なのか考え、それを実践するためのプランを入念に練り上げます。そしてやっと、実際にケアをするまでに至ります。


ここで終わりではなく、ケアの後は、そのケアが効果的だったのかもしっかり考察しなければなりません。

こうしたサイクルをずっと繰り返していくのが、看護ケアなんです。


このサイクルの本質、それは「患者さんと向き合う」ということだと思います。

〈自分へのケア(セルフケア)について〉

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話を戻しましょう。


セルフケアは、自分自身をしっかり観察し、自分に起こっている現象や状態について、ちゃんと知識をつけ、論理的に分析すること。

そしてそのエビデンスをもとに、自分に必要な事を選択して、それによる自分の変化を見つめること。


まさに、「自分」という患者さんに、深く深く向き合っていくプロセスこそ、自分をケアすることの本質ではないのかなぁ、と思うんです。


「セルフケア」という言葉がブームになり、様々な情報が溢れ返る今日この頃。
何となく良さそうだから、みんなやっているから、SNSでバズっているからと、やみくもにお金や時間をかけることは、ケアとして本当に効果的と言えるのでしょうか?


もしかしたら、今まで私は、自分を「ケアする」ということを少し誤解していたのかも。

看護実習の中で、他者(患者さん)に対するケアを学んだことで気付くことができました。


自分は一生の受け持ち患者さん。
自分の人生が健康で心地よいものであり続けるためには、自分自身の看護師さんになったつもりで、毎日しっかり自分と向き合い、よく観察し、研究していくことが大切なのかもしれません。

                               Gabby

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 「女性のウェルネスに寄り添う」をモットーに、Instagramにてメディアを立ち上げました。女性のヘルスリテラシーの向上、セルフケアの促進とエンパワメントのための様々なコンテンツを発信。都内の大学で無償ナプキン設置活動も行っております🕊

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