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小学生に必要な五箇条 序章

 受験コーディネーターの廣川です。

 6回目の投稿になります。

 今回は、小学生の学習について書いていきたいと思います。


学習塾に通うべきなのか


 前回の習い事で触れませんでした学習塾ですが、中学受験をする児童は通った方がいいというか、通うべきです。

 進学受験の中でも最難関である中学受験をするなら、せめて四年生から受験塾に通わないと戦えないでしょう。

 自分の住んでいる地方にある中学受験は、都内などの私立中学ほどではありませんが、それでも六年生で進学塾に通うべきでしょうね。

 でも、それ以外の児童に学習塾は必要だとは思いません。

 確かに自分が小学生だった50年前と今とでは、教科書の内容も厚さもかなり変化しています。

 それでも、中学受験をしない児童に学習塾は必要無いと思います。

 自分は中学生、高校生に授業をしていて、ずっと小学生はお断りしてきました。

 というのも小学生には小学生らしく、友だちと遊んだりすることを重要と考えて、成績をあまり深刻に受け取って欲しくないと考えていたので依頼を受けなかったんです。

 基礎学力さえあれば、中学でやっていけると生徒を見ていて思っていました。

 それが我が家の経済的理由により、依頼を受けざる負えなくなりまして。

 うそです。

 そういう理由ではなく、教科書が厚くなったという内容が増えたこともあり、依頼を受けています。

 最近は中学準備として、基礎学力の確認、およびメンテナンスをして、スムーズに中学校の学習に入れるようにと授業しています。

 やはり小学校と中学校はかなり違うので、基礎学力が必要です。

中学校の現状

 
 中学校の授業は、小学校での履修が出来ているテイで進むので、基本的な計算、漢字や文章の読み書きが苦手だと、授業のスピードから振り落とされてしまいます。

 どういう事なのかと言うと、中学校の授業は教科書を進めることに重点が置かれています。教師の働き方改革の影響もあり、授業のやり方よりも進め方に注力されています。

 定期テストの日程が決まっていますので、そこに間に合わせなければいけないからです。

 もちろん、学校や先生によって、テスト範囲が出てから範囲の変更となる場合もありますが、ちゃんと履修するにはバランスを崩すわけにはいかないからです。

 そのように中学校の授業は進められるので、前述したことの確認や練習をしておくことを勧めています。

 そして、六年生になって慌てないように『小学生に必要な五箇条』として、中学年(3,4年生)からの日々の生活を見直すことが出来るとよいですよということで、資料をお渡ししています。


 小学生に必要な五箇条

  1. 計算をする

  2. 字をていねいに書く

  3. 本を読む

  4. 日記を書く

  5. 毎日やる


 以上の五つをするだけです。決して難しいことではありませんよね。

 見れば分かる五箇条ですが、次回よりその詳細を書いていきます。

 しつこいようですが、中学受験をしない児童向けですので、これで中学受験で戦えるのか、は違いますよ。

 ただ小学校入学から、もし五箇条が出来て続けられれば、何でもやれるでしょう。

 この五箇条は、根本的な基礎力の訓練であり、将来の自立のために最も大切な実力の養成となります。

 もちろん、高校入試、大学入試にも必要とされる実力です。

 簡単なことですが、とても大事なことなのです。

 わかっていらっしゃるかもしれませんが、ぜひ読んでいただきたい。

 生徒と接している経験において、授業をしていて、成績も伸びてくるのに、あるレベルに達すると、ピタリと止まることがあります。

 これが不思議でなぜなのか、どこに問題があるのかを調べました。

 成績が止まらない生徒も含めて何人も調査したところ、原因が見えてきたんです。

 多くが小学生の頃の習慣に関係があるようで、そこからこの五箇条が出来ました。

 どうか次回も読んでいただけると幸いです。

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