伝える相手
ここ数年でパフォーマンス課題やパフォーマンステストを設定する教科が増えた。
学習指導要領が改訂されるタイミングでさらに増えた。
波及効果を考えれば,とても良い取り組み。
しかし,パフォーマンスをするからには,「伝える相手」の設定が必要だ。
ただの独り言をパフォーマンスとするのは少し乱暴すぎる。
パフォーマンス
1. 演奏。上演。演技。
「いい―を見せた外野手」。特に街頭などで行う、肉体を用いた前衛的な表現。
2. 人目をひこうとする行為。
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先ほど,学会の関西支部例会に参加していた。
そこで,「小学校の先生に中学校のことを伝える」という活動があった。
中学生になって成長した姿を見られるのは小学校の先生にとって嬉しいことだし,小中連携(小中一貫)という視点で良い効果が期待される。
#小中は仲良くすべき笑
しかし,ここで考えるべきは「伝える相手」のこと。
日本の小学校の先生相手に,英語で伝える必要がどこにあるのか。
言いたいことをより詳しく伝えるために,日本語を使う方が自然ではないか。
今回のケースで言えば,「英語力の成長も含めて見てもらいたい」とすることもできる。
しかし,英語教育にはこの視点がどこまでも付きまとう。
「伝える相手」が明確に設定されていれば,生徒はめちゃくちゃ頑張る。
多少の矛盾に耐えつつ,進んでいくことも必要なのかもしれないけど,考える時間があるうちは思考を止めない。
𠮷水
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