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英語授業研究学会全国大会に参加してきました!

「東京」のことを TOKYO と書くことにハマっている𠮷水です。


対面実施

8月11,12日と英語授業について学んできました。

これまでにお世話になった方々との再会。

オンラインで繋がった方々との再会。
(再会と言うのか?笑 はじめまして?)

そして,数々の新たな出逢い。

やはり,実際に足を運ぶことの最も大きな意味とは,人との繋がりだと感じた2日間でした。

その場にいる全員が「自身の授業力をもっと高めたい」「生徒の英語運用能力をもっと高めたい」と考えているので,学ぶ環境としては最高。

SLA研究

基調講演として,白井恭弘先生の『SLA(Second Language Acquisition)研究の知見を英語授業にどう活かすか』という話がありました。

最初の方に,英語学習には様々な個人差が生まれますが,英語科教員が生徒と関わる中で変えられるものは「学習動機」と「効果的な学習法」であることや,「言語ができるとはどういうことなのか」という興味深い内容でした。
#鉄は熱いうちに打つ!

TOKYO に向かう新幹線の中で,白畑知彦先生の書籍を読んでいたので,部分的に復習にもなり,とても実りのある時間となりました。
#もう少し先も聞きたかったけど

授業実践

両日でそれぞれ中高の授業実践を観て,全員で授業づくりについて考える時間がありました。

目標の共有やクリエイティブな即興タスク,多面的なインタラクションに教師としての信念と生徒への期待など,授業ですぐに活かせるアイディアや大切にすべきことがたくさん含まれた内容でした。

しかし,全部が全部納得できることでもなく,自分なりに考えて,実践をしつつ答えを探していけると良いなと思います。

協働的な学び

「生徒が自分に必要なことを見極めて学びを始める」のは,とても聞こえは良いけど,許容できるかという問題がつきまといます。

例えとして居眠りをする生徒の話が出ましたが,授業が面白ければ寝ることもないですし,モヤモヤしつつ終わったところもあります。

しかし,多様な意見に触れるために行う協働的な学びという視点には大賛成ですし,勤務校が行っている研究にも活かせる視点だと感じました。
#還流しなければ

ユニバーサルデザイン

村上加代子先生の『個に応じた英語指導を目指して』という題目の話を聞きました。

音読をすると内容が頭に入ってくる人もいれば,音読をしている間は内容に集中できないという人もいるそうです。

このことだけでも,知っているのと知らないのでは,授業づくりに大きな違いが生まれます。

ディスレクシア(読み書き困難)に対する指導が日本は世界に比べて遅れていることや,指導案に気になる子どもが参加できる工夫があるのかなど,振り返るポイントがたくさんある講演でした。

実践発表

全部観たいけど,時間の関係でそうはいきません。笑

気になるものに参加して,質問もして,それについて話す時間もあり,知りたかったことに関する学びがあったのはラッキーでした。

シンポジウム

阿野幸一先生,泉恵美子先生,中嶋洋一先生という豪華すぎる3人から,『これからの英語教師に求められる力や役割とは』という誰もが知りたい内容を話していただきました。

毎回ハッとさせられるのですが,中嶋先生が紹介してくださる Benjamin Franklin の言葉でこの記事を締めくくります。

Tell me and I forget.
Teach me and I remember.
Involve me and I learn.

書き出すときりがないので,この辺で終わりにします。笑

ありがとうございました!

𠮷水

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