見出し画像

はじめに①

読者のみなさま、はじめまして。
(株)ヒューマンリソースマネジメント研究所という、小さいけど超絶名前の長い会社の代表をやっています。(なぜこんなに名前が長いのかはいつか話しますw)
土肥なつみと申します。

当社は「人生を彩る居場所をつくる」という理念のもと、
企業研修や従業員の方への相談窓口・カウンセリング、人材育成コンサルティング等を提供している会社です。
また、「なつカウンセリングルーム」という個人事務所も経営しており、ここでは行政関係主催のイベントセミナーやキャリアカウンセリングなどの事業を行っています。

働く人の職場が人生を彩る居場所になるように、
これから働く人が人生を彩る居場所に出会えるように。
そんな思いで日々お仕事しています。

今まで4年ほど、アメーバブログで「飲食店のためのお仕事応援ブログ」というブログを書いていたのですが、会社設立もあり本格的にコラムを書いて行こうとこのnoteにお引越しをしてきました。

今日は第一回目の投稿なので、ここから数回は私の生い立ちもかねた自己紹介の記事を書きたいと思います。
割ととんでもない人生を送っているので、おもしろがって仲良くしてもらえると嬉しいです。


人生を彩る場所と出会った橋の下

いきなりですが私は高校3年生の時ホームレスでした(ホントいきなりですいません)。
正確には“家出少女”だったんですが、普通なら友達の家やカラオケボックスなどを転々とするところ、友達もお金もない私は学校の近くの橋の下に段ボールを敷いて寝泊りをしていました。
親が仕事に行った昼過ぎに帰宅して、風呂に入ってまたすぐに家を出て橋の下で寝る。
そんな生活を3カ月ほど送っていました。
(当時は夏だったので一晩外で寝ると死ぬほど蚊に刺されて足が一回り太くなります。それをずっと掻いてるからあちこち膿んで。。。よく変な病気にならなかったな私)
学校にもほとんど行っていませんでした。

食べ物を買ったり時々カラオケに入る程度のお金は持っていたものの、それも底をつき、いよいよこれからどうしようという時に、私は人生を彩る居場所に出会います。

ボロボロの居抜きファミレス

「アルバイトをしよう」

今のようにネットでバイトを探したりできないので、
とりあえず情報収集のために学校へ。
ホームルームの時間だったと思うんですけど、その時に自分の前に座っていた少し大人しめの女の子に
「バイトしてる?」って聞いたら
「うん。〇〇駅前のファミレス」って返ってきたので、何の躊躇もなくそこに申し込むことに。(私はそういう人ですw)

駅前の、以前は他の飲食店だったところの居抜きらしい、外観も駐車場もボロボロの小さなファミレス。
履歴書も面接の直前に彼氏に書いてもらって、何を話したらいいかも教えてもらって、何とか合格。
高3の秋。採用の電話は、いつも通り橋の下で寝ている時に掛かってきました。

ある程度お金がたまったらすぐ辞めるつもりだったし、面接では令和の虎の志願者くらい適当なこと言ったと思う。笑
バイトって先輩がダルそーに働いてて、生意気な新人とかはいじめられる、みたいな
私の中でアルバイトってそんなイメージでした。

期待を裏切られた初日

初めて通された休憩室で一人静かに座ってると、大学生の先輩が入ってきて
「あ、もしかして新人の土肥さん?初めまして。〇〇です」
と、先輩が優しく挨拶をしてくれた。

おかげで私は初日からみんなとすぐに仲良くなることができたし、少しでも仕事を覚えると先輩たちが自分ごとのように喜んでくれた。
当時の私はめちゃめちゃ喧嘩っ早くてお客様からのクレームに舌打ちしちゃうようなやつだったけど(最悪w)、それも先輩たちが必死にフォローしてくれた。
店長もめちゃめちゃ怖い人で、もはや怒られた記憶しかないけど、それでも、こんな私を絶対にクビにしようとはしなくて、必死になって仕事を教えてくれた。

学校にも家にも居場所がなかった私が、初めて居場所を感じられた場所がアルバイトでした。
お客様からは相変わらずクレームが来るし、店長には死ぬほど怒られるけど、それでも毎回何かしら自分の成長を感じることができて、
お客様に「ありがとう」と言われることも増えてきて、先輩からも「今日は助かったよ!」と声を掛けられて
「働くって楽しいなぁ」
って思うようになりました。
こんな自分でも、誰かの役に立っている。

当時の社長は働くってこういうことだよ、とか人間関係ってこういうことだよ、的な仏教哲学みたいなのを社内報によく書いてて、バイトが終わってからそれを読むのも楽しかった。


理念が生まれた場所

「家に帰ろう」

アルバイトを始めて3カ月くらいたったころ、突っ張ってた自分に少しずつ変化が出てきました。
誰かの役に立つ喜びや、働くことの楽しさ、仕事とは何のためにするのかという社長の言葉
色んなことが相まって、自分の行動が変わってくるのが分かりました。

最初に家に帰った時は、相変わらず親とも口をほとんどきかない状態が続いたけど
少しずつアルバイトでの出来事や変わったお客様の話なんかをするようになった。
そして、もうすぐ春になろうとする頃
やっと、制服を洗濯してくれたお母さんに
「ありがとう」
と言うこともできた。

学校にも真面目に通うようになって、ギリギリ(卒業生270人中270位w)だったけど、
なんとか卒業することもできた。

働くって、お金をもらうだけじゃなくて
自分を変えることもできるんだ。

これから、新人さんが入ってきたら「ここで働いてよかった」
「このバイトを選んでよかった」そう思ってもらえるように接しよう。
今とは少し言葉は違うけど、私の理念は間違いなくこの経験から生まれました。


本当は1記事でまとめたかったんですけど、やっぱり自分の人生が破天荒すぎて数回に分けて書くことになりそうですー!笑
最後までお読みいただきありがとうございました☆

いいなと思ったら応援しよう!