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犬歯ゆっくり見せ合って

いくさんこんにちは。気が付けば1月ももう終わってしまいそうです。昨日、時間なんてものはないんです、って言うおじいさんと出会いました。今年の目標は春から頑張る、かな。ここのところ、毎日10時間寝てます…

いま、この本を読んでいて、連歌ではなく”連詩”というものに触れています。歌人の、岡野大嗣さんと木下龍也さんがつくった短歌を受けて、詩人の谷川俊太郎さんが詩を返す、というもの。

わたしは短歌をつくってみながら、短歌という場所は自分にとっていちばんフィットする場所ではないな、と思うことがあります。だけど、短歌という定型に触れるのはすごく刺激的でおもしろい。だからそこで吸収したことを違う形で外に出すために、意識的に短歌に触れていたいし、実際にそうしているようなところがあるなと思います。いつかこれを真似て、いくさんの短歌を受けて、詩で返すという試みもやってみたいな。

最近はほんとうに無気力です。虚無って感じではなくて、例えるならばくまのプーさん的な感じでしょうか。はちみつ食べてあとは寝てる、みたいな。超のんびり生活を送っているけれども、べつに焦りも感じません。このnoteを更新したいな、と頭の片隅にありつつも、いざPCを立ち上げるとなにも言葉が浮かんでこなくて、数日それを繰り返していて、すこし”焦る”という気持ちがよみがえってきました。(焦る、というか、言葉、出てきてほしいな…と単純に思う)

乱暴に笑い話を作るときへんな声がでたりするよな

いくさんのこの短歌を受けて、川島結佳子さんを思い出しました。

都市、田園、都市、田園ときてたまにケーズデンキが見える東海道/川島結佳子

見たものがそのまま歌になっている感じと、温度が一定で低いところが似ていると思ったのかな。読み手の頭の中では、きっと作者と同じ映像がきっと再生されてると思う。

川島さんのとくに好きな歌↓

君の見る走馬燈の中にわたくしの一発ギャグがあれば良いのだ/川島結佳子

■短歌リレー

休日にちゃんと具合は悪くなるやかんでお湯を沸かして過ごす

これは、休日になると気が緩んで熱が出たりするなーっていう、いくさんの読み通りの解釈です。損をしているのか得をしているのかわからない。どこかちょっと残念な感じがするあたりが、自分の身体らしいなって思います。

■自作短歌

それぞれの犬歯ゆっくり見せ合って音楽とかを聴いた春の日

これは割と前につくった短歌だったような気がする。はやく春になればいいなー。

◇短歌リレー

閉じた目を突き刺す無礼な日光が聞いてもないのに愛語り出す

これは結構悩んで5種類くらい最終候補がありました!そろそろここで作った短歌を一覧にしてまとめてみたいです。

バトン

鉄板にのせても溶けない夢があり

今日は何をしようかなあ。次はいくさんです!

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