そうか、戦うんじゃなくて、生かせばいいのか。

人には、なかなか自分では動かせない運命みたいなものがありますよね。
重い持病や境遇、環境、立場、トラウマ等々、各々おのおのがいろんなものをかかえ持っていると思います。

私の場合、苦しいことが多かった自分の人生に対し、いつも「どうしてなんだろう」「なんで自分だけ？」「周りの人は普通に幸せにしているのに」「自分の何が悪いのか？」って思ってきた。いつも葛藤して、自分の価値や存在意義みたいなものがわからない。でもいくら葛藤して、同じ質問を自分にしても答えが見つからない。自分と戦っても苦しいばかり。堂々巡り。

動かせないなら、生いかして充実させていく。

ある時、ハッと、「自分と戦かったり、嘆なげくよりも、生かせばいいんだ」「自分の辛さや、苦しみ悲しみ、弱さ未熟さを敵視したり嫌わなくっていいんだ」「消してしまわなくっていいんだ」って思えた。そう思ったら一気に気が楽になった。

そんな訳で、Noteに自分の経験（うつやイジメ、介護、転職、家族関係、HSP等々）から得たこと、工夫してきたこと、考え方などを書いています。そしてそうやっていくうちに充実感を得られたり、今までと違う世界も見えてきた。新しい目標みたいなものも出てきた。

私は文章を書くことを選びましたが、人それぞれいろんな形があると思います。「生かすために自分に何ができるんだろう？」って考えて、小さな挑戦を積み重ねていく。

また、その生かし方が、三方良し（近江おうみ商人の思想で「自分良し」「相手良し」「世間良し」の考え方、商売に例えると、売り手も買い手も満足し、さらに社会貢献になるというもの）なら、なお良し、かなって思っています。
天の加護もいただけるかもしれないし(笑)。（ちなみに、近江商人の商売十訓というのもあって面白いですよ(笑)）