見出し画像

息子の異変

◎行き渋りの一進一退

息子の行き渋りは良くなったり悪くなったりを繰り返していました。

調子がいい週は薄皮を剥ぐ様に毎日30分ずつ早く登校できる様になっており、一番良かった日は、朝礼が終わった頃に(登校時の児童の波に揉まれることが無い安心感の中で)登校できた日でした。

でも、悪い時はまるっと休む日が挟まったり。
私はその度に一喜一憂してしまってました。
この一喜一憂が良く無いのも頭では分かっていても、息子に寄り添ってあげられず調子のいい日を基準にして「こないだは一時間目間に合ったから行けるよね!」とか「具合悪いの気のせいじゃない?」とかほんとに酷い事ばっかり言っちゃってました。


◎朝のトイレ

どんだけ行き渋りがあっても朝だけは兄と一緒に起こさなきゃと思っていた私は、意地になって起こしてました。

兄は弟の姿を見ながらきっと「なんで行かれないん?」「怠け者💢」「俺だって眠いし😡」と思いながらも、つられないように頑張ってくれていたので、そんな兄を思うと朝くらいは平等にしないと。と、これまた私の次男に思いを押し付けていたようです。

朝起きるとトイレに向かう次男。
トイレから出て来たその3分後、またトイレに向ったんです。
「ん?お腹痛いのか?」と思い最初はスルーしてたのですが、その後も5分置きくらいにトイレに行き、出たり入ったり。

本人も自分の体が変だと、動揺していました。
「何回もおしっこ行きたくなる。でもちょっとしか出ない」と。

この調子じゃ学校行けないなと何日か休ませ、学校行かないならと、休んだ日は定時から仕事に向かいました。

休憩中一緒に働くパートさん達と話してる中で「お遊戯会の前にうちも頻尿になったよ」「何度もトイレ行った時期あったよ。その時は完全にメンタルからだったよ」と教えてもらい、メンタルからだったら…と嫌な予感がしてきていました。

◎小児科の受診

症状は治らず、悪化してしまい、何処に出かけても出発時、道中、着いてから、用事の間、帰る時、帰り道、帰宅してから。絶対トイレに行きたがる。
こりゃ、普通じゃないと小児科へ行きました。

受診後あっという間に先生から「メンタルから来てる頻尿です」と診断されました。
それを受け、ここまでの状況説明をしたら「あぁお母さん、それが完全に原因だからもぅ学校行けって言ったらだめだよ。で、〇〇くん?お母さん、もぅ君に学校行けって言わないから安心しなね。自分でいけると思える様になったらお母さんに言うんだよ。おだいじに。」

ものの何分かで、私のこの日までの戦いの終戦を告げられた感覚になりました。
薄々メンタルからとはわかっていたものの、まさかの先生の直球の言葉に私は呆気に取られ一気に「行かせなきゃ!」の気合いの炎は鎮火しました。いや、させられちゃった。という感じです。


その日以来「学校行け」的な話は控える様になり、頻尿ぴたっと治ったという話です。
やっぱりか。

その後の話はまた次に話します。
同じ様な経験してる人がいたら共感したいです。

いいなと思ったら応援しよう!