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実家じまい 不動産売却の流れ

前回の記事では
母の病気発覚から母との思い出
母から託された実家を売却することを決意するところまで
お話しました

今思えば
なぜ売却しようと思ってしまったのかな?と
思います

あのまま住んでいれば
住む場所に悩むこともなかったし
もしかしたら化学物質過敏症になることもなかったかもしれない

そのままいれば
もしかしたら
卒婚状態のままのんびり暮らしてたかもと
思ったりもしますが

まぁ、過ぎてしまったことは
仕方ないので
前を向いて

実家じまいの流れを書こうと
思います

前回の記事で
不動産売却の流れについてポイントを書いたのですが
それに沿って
詳しく説明していきます

スケジュールを決める
査定
不動産業者との契約
買い手を探す
内覧
売却

不動産売却の流れ



スケジュールを決める

いつまでに売りたいのか。
引越しする日程も含めて、家が売れてから引越しするか、
先に引越しするかも重要ポイントです。

私の場合、それほど急ぐことはなかったのですが
建設してからの年数も価格に影響するので
できれば早めの方がいいということでした。

また、引越しについては
先に引越しして荷物がない状態で
部屋全体を内覧してもらった方がいいとのアドバイスを受けました

その理由としては、
荷物がない方が壁や床の状態もチェックできると
いうことです。

家具を移動させた後で傷とか凹みとかあると
トラブルの元になるようです。

一方荷物が置いてあると
どのように使ってたのかや、
住んでいる人の人柄とかもみれると
いうこともあるということなので、

それぞれにメリット・デメリットがあります

私の場合は、
いろんな流れがあって
住みながら購入者を待つという選択にしました


査定

査定のための物件の計測や写真撮影などをされます
これは、ドキドキする時間です。
これで価格が決まるわけですから

この時に不具合がある箇所や使いにくいところなどをお話しました。


不動産業者との契約書


そこから2週間くらいして、
査定金額が書かれた契約書ができあがり、
説明を受けました。

土地の価格は、固定資産評価額や公示地価などから算出します。

そのほか、近くの実際に売却された物件、
広さや築年数、駐車場の有無、駐車場に入れやすいかどうかなど
総合的に判断されるとのこと。

また、住むにあたってのリフォームが必要な箇所があるかどうかも
確認されました

それで決定した金額は思ってたよりも
高くつけていただきました。

ただ、少し査定金額が高めなため
売れるまでに
少し時間がかかるかもしれないとは言われましたが、
急いで売る必要もなかったのでそれでお願いしました

不動産会社との契約形態


不動産会社に仲介をお願いするわけですが
その契約には、一般媒介・専任媒介・専属専任媒介の3種類があります。

一般媒介は、
複数の不動産会社に仲介を依頼でき、
販売状況の報告をする義務もないし、
レインズを言われる指定流通機構に登録しなくてもいい

専任媒介は、
1社のみで、自分で買い手を見つけることもできます。

専属専任媒介は、
14日に一度の報告や、レインズの登録もしてくれます。

契約形態はそれぞれメリット・デメリットはあるわけですが、
数社にお願いしたい場合は、一般媒介

ここの不動産会社にお願いしたいという時には、
専属媒介契約をした方が、レインズに登録してもらえて、
全国の不動産会社が見てくれるので、
買ってもらえる範囲は広がるかもしれません。

なかなか売れない時期があったので、
他のところにもお願いしたほうがよかったかなと思った部分もありましたが、
結局は思ってた金額で売れたので、
私の場合は、専属媒介契約でよかったと思っています。


買い手を探す

専属媒介契約をした不動産会社でチラシを配布してもらったり、
レインズに登録してもらったのですが、
2ヶ月くらいはなんの音沙汰もなかったです。

そして、早めに引っ越した方がいいということで、
12月の初旬に引越しすることにしました。

全く内覧の予約も入らないうちに
賃貸の契約をするのはちょっと勿体無いような気もしましたが、
なんとか、引越し先を探しにいき、賃貸契約

ただ、引越し先の匂いがダメで
多分ホルムアルデヒド系の匂いだと思うのですが
鍵をもらって掃除をしてると
匂いに酔ってきた感じで軽い喘息発作が起こりました。

ここで、解約しようかどうしようかと悩んだんですが、
新しい家具を購入しててこともあり、
その時点で引越し前1ヶ月を切ってたので

先に次男だけ引越ししてもらって、
匂いが治ってから
私も引越しするということにしました。

もう一つの選択肢として
自宅に戻るということも考えたのですが
せっかく別居できたんだし
自由を手放すのもと思って
賃貸契約をそのままに、
私はそのまま実家が売れるまでは、実家にいようと思ったのです。

そして、引越しを決めた途端、内覧の予約が入りました。
不思議なものですね。

初めての内覧はドキドキでした。
私は実家をとっても気に入ってるけど
注文住宅のため、ところどころ両親のこだわりが詰まってるんです。

それが受け入れてもらえるのかどうか
とっても心配でした。

何組かの方が
内覧に来てくださいましたが
どの方がおっしゃるのも
駐車場がネックになったようです。

両親は車も運転免許も持ってなかったので
軽自動車がギリギリ入るくらいの広さで
また、玄関が駐車場の奥になるので、
車を止めると、人が一人通れるかどうかの幅しかありません。

これが一番のネックになったようで、
なかなか買い手がつかない状況が続きました。

とても気に入ってくださった中国人のご夫婦もいらっしゃったのですが、
車が入れないと無理ということで、
2回も見に来てくださって何度も駐車場のサイズを測ってましたが、
結局お断りされたようです

そして、不動産屋さんとの契約をしてから
半年くらい経った頃
なかなか売れないので
少し価格を下げてみようかと
不動産会社から提案があったんですね

そんな話をしていた時に
1組のご夫婦が見に来てくださいました。

とっても気に入ってくださって、購入を決めてくれました
この方は車を所有してないということで
駐車場の問題がなかったことが幸いしたようです。

同時期に更地にして
購入したいという業者さんもいらしたようです
こういうのも不思議ですよね。

もう無理かなと思ってた時に
購入希望の方が2組も出てくるなんてね。

不動産契約

購入してくださる方が現れたものの
ローンが降りるまでには少し時間がかかりました。

勤務年数が短いということで
最初のところではローンが降りず
フラット35というので審査が開始されました。

ただ、これは、まず売買契約書を結んで、その後審査が行われるとのこと。
そのため、ローン審査がOKでないと、本契約とはならないとか。
それに2ー3週間くらいかかりました

それで、ようやくローンが降りて、やっと売却することができました。


売却後の気持ち

不動産屋さんに相談しに行って
売れるまで
結局10ヶ月くらいかかりました。

その間には
息子たちから色々言われたり
本当に実家がなくなっていいのかなと何度も悩んだり

長かったような短かったような期間でした。

本当に売ってはいけない時には
買ってくださる人が現れないというの話も聞いたことがあったので
最後の最後に売れたというのは
考える時間や私が実家とお別れをする時間を与えてくれたような気がします

この記事の最初に書いたように
本当にこれで良かったのかどうか、
父や母は本当のところどう思っているのか
空から怒ってるかもしれないなという気持ちがなきにしもあらずですが

でも、肩の荷が降りたような気もします。
売却した時には、元夫と離婚することを考えてなかったので
いざとなれば自宅があるという想いがあったような気がします

それに、私に何かがあって、
息子たちが大変な思いをするのも
嫌だったのでこれでよかったんだろうなって思います。

帰る場所がない。。。
そんな気持ちもあります。

実家じまいをして3年経った今、
離婚もして賃貸マンションの匂いに悩まされている今、
残しておけば良かったかなとも思いますが、
全ては良き方向に向かってる。きっと

離婚するきっかけをくれたのかなとも思うしね。

気に入ってくださった方がいらして、
そして、大事に使ってくれたら
それでいい。

それにしても、最初に高値をつけてくださって、
ほぼその価格で売ってくれた不動産会社には本当に感謝です。

少し時間はかかりますよと言っておられましたが
本当にその通り8ヶ月かかりました。

以前バブルの時代に
マンションを売却したことがあったのですが、
その時には、少し価格を低めにしたこともあってか、
1ヶ月少しで売れたんですよね。

その時の経験があるので今回は本当に長いような気がしました。
途中、諦めたり、
これは、母から「売ったらあかん。もう少し住んどき!」って
言われたように思った時もありました。

でも、次男が引越しして、
ゆっくり家を片付けて、
一人暮らしに慣れて行く、
そういう時間だったのかな、とも思います。

その時に必要なことが起こるって言われますもんね。
だから、ちょうど半年、
実家で一人暮らしできたのもよかったのかなと思ってます。

長々と書き連ねて
同じような文章を書いてる部分もあると思いますが
最後まで読んでいただきありがとうございました。

次の記事では
賃貸に住めなくなった私の1年間のホテル生活について
書きますので
良かったまた読みにきてくださいね。


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