シオカラーズの君色に染めてを思い出すいい歌だった(ゲームBGM編)
スプラトゥーン3の前夜祭がありました。これはフェスティバルと呼ばれる特殊な期間限定イベントに分類されるものであり、ぼくは指を加えて好きな実況を見ていただけです。ヘッダ画像をお借りしています。
見ていただけですが、スプラトゥーンの初代を思い出すBGMおよび歌が聴けて、やっぱ任天堂のサウンドチームはすげーやと思いました。
かつて初代のフェス限定BGMは非プレイヤー側キャラクタではないながら絶大な人気を誇るシオカラーズという女の子(アイドル?)ユニットが歌っていたんですが、通常のBGMとは違いその歌だけに固定されるというものだった。歌の名前は君色に染めて。きみは片仮名でしたかね。
戦いのBGM――――――といってもRPGとTPS?では勝手が違うかも知れませんが――――――として歌が流れるっていうのはFF7あたりが初めてでしょうか?でもそれも民族調といいますかある意味パイプオルガン的な聖なるBGMを戦いといいますか決定的な戦いのBGMにするという戦略はFF6あたりから取られていた気はするので、思いっきり歌ものと捉えるにはゲームユーザの耳は肥えていかなかったんじゃないかなと勝手に思っています(昔の人の感性がなかったとかばかにしているわけではなく、戦いのBGMが歌付きになるための土壌はそこまで肥沃にならなかったのではないか?という意味)。
ところがペルソナでは戦いのBGMに歌がつくわラップだわ日常のBGMすら歌がついてくるようになり、RPGの常識が覆された。しかもRPG然とした歌じゃなくて、R&Bとかソウルとか普通にロックとか、給食の時間でも流せるような歌ばかりだった。次タイトルでは戦いのBGMなのにメジャー・コード(D)で始まる歌なんてかつて採用されなかったんじゃないか?と創った目黒将司自身がセルフライナーノーツに書いていた。
満を持して始まったスプラトゥーン3の発売前イベントでしたが、フェス限定歌はいい歌でした。ペルソナと違ってメジャーコードばかりでもありませんが、その方が緊張感あって良いようにも思う。
Now or Neverがアレンジを繰り返されて脈々と受け継がれていくのもファンにはたまらないんじゃないでしょうか。個人的にはフェス限定の歌はフェス中ずっと固定されるので、ちょっとBPMが早くなるだけでも……いやそれだと歌の世界観ひいてはサブキャラクタたちの世界観をも壊しかねませんかね。野暮なことを言いました。
初代にもSplattack!とかFriend List(歌ついてましたっけ?)とか歌付きの戦いBGMがありました。こちらもスタイリッシュだった。しかもスタイリッシュなことに理由がついているのが良かった。確かあの世界における演奏業を生業としていたり副業とする演奏者たちによって奏でられているという設定でした。
まさにゲームの中に住んでいる住人たちが演奏しているんだから文句のつけようがない。もちろん歌がついてないHookedとかも良かった。考えてみれば、バーチャルユーチューバーとかの考え方の先駆けともいえるあり方なんじゃないだろうか?
という気分になれたスプラ3直前イベントでした。